◆小日向道場取材こぼれ話

 

清龍館小日向道場の取材こぼれ話です。

(PC/パソコン版から画像をクリックすると拡大します。)

 


 

◆記事全体のイメージを見たい方へ→インタビュー記事原稿はコチラ>

◆記事原稿は読みにくいという方へ→インタビュー記事WEB版はコチラ>

 

 


◇取材のきっかけ

清龍館(小日向道場)Pur記事
清龍館(小日向道場)Pur記事

 

「清龍館 小日向道場」の小日向貴史さん。

取材のきっかけは、小日向道場の保護者会長にありました。

 

私と保護者会長は、マタニティヨガで知り合い、それぞれの長女と長男を「めぐみ助産院」で出産し、二人で同じ部屋に入院して夜通し母乳をあげたり、あやしたり・・・子育ての苦労を初めて一緒に体験した友達です。

 

そんな彼女はヘルパーさんで高齢者の体操教室で体操を教えていると聞いていましたので、取材を申し込んだのでした。しかし会社での仕事につき取材は無理ということで、彼女から「代わりに是非紹介したい人がいる」と小日向館長を紹介していただいたのです。

 

スポンサーのスタジオマイティさんに確認した所、マイティさんの方でもスポーツの写真取材には力を入れていて、社長さんが剣道経験者ということもあり、今後の道場訪問も視野に入れつつ是非取材したい、との回答がありました。

 

2代目館長就任後に道場の生徒を増やしたいという小日向館長と保護者会長、そして剣道経験者で道場訪問も今後進めたいマイティの社長さん、また剣道部出身の私・・・と、不思議なご縁がつながり、取材に至った次第です。

 


◇現在のお仕事


小日向館長は現在、通信制高校の正職員で社会科と国語を教えているそうです。3月末までは進学校(立教高校)の剣道部コーチを土日に行なっていました。そして週3回、仕事後に小日向道場で剣道を指導しています。


色々な子供達を見て教えていることは、強みかもしれないと話す小日向館長。


「手厚いサポート」「1から100までのフォロー」に慣れてしまい「自分の力で何もできない子」や、「ほっておいても、自分でどんどんできる子」など、色々なタイプの子供達を見て、「小さいうちからしっかり教える」ことの大切さ強く感じるようになったそうです。


道場で小さな子供達を教えていると、小さい頃は反応が速く、変わるスピードが早い、と実感するそうです。「大きな違いが出ると思います」と力説されていました。


今年度から中学の武道必須が始まりますが、剣道の奥の奥の大切な部分を教えていただけるのか心配されていました。

 

「大切なことの全てが集約された剣道」の奥の奥の大切な部分まで、子供たちが小さいうちから教えていきたいという願いを強く感じました。

 


◇始めようと思ったキッカケは?


もともと教育に強く関心を持っていて教職に就きたかったのだけれど、その前に企業の経験をしておこうと入社した大手テレマーケティング会社。

 

2~3年で辞めようと思っていたはずなのに営業が面白くなり、さらに取引先の知り合いに誘われて、営業センスのある仲間とセキュリティ会社を立ち上げたそうです。

 

ゼロからの立ち上げですが、売上げも伸び、独自製品を作ったりしながら、会社が大きくなる中で7年勤めたそうです。

 

ところが一緒に会社を立ち上げた社長が37歳で癌で亡くなってしまいました。とても可愛がってくれて、仕事の後で一緒にジムに通ったり飲みに行ったり、24時間共に過ごしたような人だったので、ショックが大きかったそうです。


その後、二代目社長が「会社らしい会社」を目指すようになり、数字の責任とプレッシャーと窮屈さで、鬱気味になったそうです。

 

そんな時、立教高校の顧問の先生にコーチに誘われ、久しぶりに剣道の楽しさを思い出したのだとか。剣道で声を出したり動いたりが良かったようです。

 

通信制高校でも、夜寝れない子は身体を動かしてないから寝れない、おなかもすかない。

 

ところが上手く行かなくてスネている子も、スポーツチャンバラで身体を動かしていると、だんだん元気が出てくる。「ほら脳内麻薬がでてきたよ」とよく笑っているそうです。

 

難しい病名を付けないで「身体を動かして笑う」のが一番早い回復方法と笑っていらっしゃいました。

 

「もちろん性格にもよりますけれどね」とフォローされる辺りは、本当に色々な子供を見てこられたからでしょう。

 

小さい頃の夢は、卒業式で「教員になりたい」と発表したそうです。


理想の先生は中学時代の剣道部の先生。中学校OBで日体大出身。ユーモアがあって楽しい先生だったそうです。もう一人は剣道部のコーチとして交流試合に連れまわしてくれた立教高校の原先生。この先生に出会っていなければ、全く違う人生になっていただろうというくらい、大きな影響を与えられました。

 

混沌とした中で無から有を生み出す所が一番楽しい。ルーチンになり、決められたルールに従った仕事は向いていない。道場は思ったことをすぐ実現できるし、失敗したらすぐ変更すればいい。その中で子供や保護者が楽しんでくれたり成長していく姿を見るのが楽しい、という小日向館長。

 

必要なことを学ぶために色々なルートを通った後に、心身の変化をキッカケから人生の大きな変化、しかも子供の頃から夢だった方向に導かれたように感じられました。

 


◇どのような部分がこの仕事に向いていますか?

 

ユーモアは小さい頃から重要だと感じていました。サービス精神があり、楽しませたい人。

この仕事に向いてるのは「子供が好き」で「ユーモアがある」ところ。


「分析して教えるのが好き」これは営業の手法と同じだそう。営業マン時代に沢山の経験を積んできたため、保護者対応やクレームも平気。個人~中小企業向けのコールセンターサービスの営業で色々な人に会えたのも大きかったようです。

 
よく覚えているのは、住宅メーカーの折込広告に掲載した電話転送サービスが、初日に転送設定されていなくて謝りに行った時のこと。坊主にして謝り行ったら心意気に免じて許してくれたそうです。


混沌とした状況をまとめるのが得意で、ぐちゃぐちゃの現場であっても、協力してくれる人と共にカタチにすることができた。通信制高校で3年生の途中から担任を任されたりするケースも多いのですが、進路指導もまとめてきたそう。

 

小日向道場でも2代目就任直後には、子供たちの名前も分からないような状況から、たった半年間のうちに、市民剣道大会で個人性の優勝者や準優勝者を出すなど結果に結びつけられるのも、「混沌とした状況をまとめるのが得意」という言葉を裏付けています。

 


◇将来、この仕事がどんな風に発展して欲しいですか?

 

小日向道場を盛り上げて、活性化していきたい。
地域で剣道を盛り上げていきたい。周囲の剣道場や公共施設で剣道を教えている人達は協力的なので、そういう地域の剣道関係者で協力して、みんなで強くなっていきたい。かつて朝霞地区の剣道は県内でもレベルが高かったけれど、少し低迷している所もあるので、活性化していきたいそうです。

将来は、道場がコミュニテイの場になれば嬉しい。


フランス人の知人にフランス語や文化を教えてもらったり、ロシア語など語学に堪能な友人に語学のコツを教えてもらったり、それぞれの得意分野に講座を開いてもらい、剣道以外にも色々な人が集まってくる場にしたい。人が行きかわないと、空気が停滞するので。

 

「子供達の教育にいいものが全て集約されている」剣道の良さを伝えていきたい。

 

子供達が強くなってOBとして戻ってきて教えてくれるともっと強くなる。交流試合は強い道場のパターンなので、どんどん行なっていきたい。


人数が多くなったら体制を考えていきたい。各学年5人づつくらいにして、競争させていきたい。社会で競争するときに役立つと思う。楽しんで競走できるように。

 

保護者会長から小日向館長を紹介していただいた時、「小日向館長は、新しいことにどんどんチャレンジしたい人」と表現されていましたが、まさにぴったりの言葉です。

 


◇その後の変化

 

初心者も数名入門し、習熟度、意識の差も出てきているそうです。

 

1回で教えるには、幅が広すぎて、ちょっと無理を感じるようになったため、5月から保護者の方にも理解を頂き、習熟度別のクラスを展開したいそうです。また指導者の増員も考えているとのこと。

 

小日向道場のホームページに、剣道の知識について情報を掲載していきたいというお話も伺っています。先日道場を訪れた日には、子供たちにプリントも手渡していらっしゃいました。

 

剣道で一番大事な心の部分をこれからは、もっともっと育てていきたいと思っているそうです。子どもたちと一緒にもっともっと勉強し、成長し合える関係になれたらと思います、という言葉を伺いました。

 

2012年4月15日付けで志木市剣道連盟の理事に就任。地域の活性化にも益々力が入りそうで、今後のご活躍が楽しみです。

 


◇その後の変化_2012年4月24日

 

 

本当に日々変化しているようです。

 

習熟度別クラスを検討していたそうですが、保護者からは「帰りが遅くなる」と心配する声もあがったようです。

 

この道場の良さの一つに、保護者会との協力関係や、信頼関係を大切にしている、ということが上げられます。これは教職の経験からくるものかもしれませんね。

 

 

 

指導補助の検討については、最初、大学で剣道部に所属していない、立教高校出身者に声をかけようとしていたそうですが、

 

なんと志木市剣道連盟の会長小野寺先生が、指導を申し出てくださったそうです。

 

「 実は小野寺先生は大学剣道部の大先輩であり、いつも気にかけて下さっています。ありがたい話しであります。」と心から感謝されていました。

 

取材に伺ったときにご挨拶させていただいた細田先生は、初代館長であるお父様の代から引き続き指導に協力してくださっていると伺いました。

 

 

小日向館長のまわりには、保護者会長をはじめ、「力になりたい」という協力者が沢山いらっしゃるようです。

 

これは、私も取材して感じたことですが、一生懸命に真剣に、かつ明るく楽しく、ありのままに頑張っていらっしゃる姿勢には「協力したくなる何か」があります。

 

また県大会への朝霞地区の予選会にも道場から二名出場するそうです。

 

そのうちの一人が保護者会長の次男くん。その日はボウイスカウトのキャンプがあるらしく、保護者会長は出場しないだろうと思っていたのですが、話しをしたところ、二つ返事で剣道の試合に出ると言ってくれたそうで、「なんだか泣きそうになりました」と喜んでいらっしゃいました。

 

「本当に日々ドラマチックでおもしろい。喜びも悲しさも、悔しさも感じています。」という小日向館長です。

 

朝霞地区大会ではプロカメラマンの写真撮影も入るかもしれません。また地区の剣道が活性化する方向に一歩近づいたようです。

 


◇その後の変化_2012年11月6日

 

 

9月9日(日)志木市民体育館剣道場にて、第27回志木市剣道連盟大会が開催されました。
清龍館から小学生11名、中学生3名、一般2名が参加しました。
以下、結果をご報告します。
(基本の部)
 優勝   新井 雅樹
 
(小学3・4年の部)
優勝   小林 大晟
準優勝  高橋 陽希
三位   最上 倖響
 
(小学5・6年の部)
優勝   鴨志田 龍斗
準優勝  最上 勝大朗
三位   千葉 大成
三位   新井 優恵
 
(中学1年の部)
準優勝  最上 晴旗 

県大会ベスト8

 

 

 

平成24年10月28日(日)埼玉県立武道館において、
第10回埼玉県剣道大会(小学生の部)が開催されました。
 
清龍館から最上勝大朗君が朝霞地区の代表として、
小学5年生個人戦に出場し、ベストエイトに入りました。

 

 

清龍館のオリジナルパーカー&トレーナーが完成しました。
Tシャツと同じデザインで、色はバーガンディです。

全日本選手権見学と秋遠足


平成24年11月3日(土・祝)日本武道館に全日本剣道選手権大会を見学に行きました。
午前中を観戦し、昼食は北の丸公園でとり、その後、科学技術館に向かいました。
科学技術館で1時間ほど、自由見学をした後、靖国神社に寄り、帰りました。
今年も楽しい思い出ができました。

 

小日向館長が通信高校で指導されているスポーツチャンバラは、

11月4日(日)世界大会に出場して個人世界三位になりました。

 


◇インタビュー取材所感

小日向道場にインタビュー取材に伺う前からメール連絡を取り、またインタビュー後も何度か連絡を取り合ったのですが、インタビュー当日も含めて、小日向貴史さんの温かな存在感に触れることができました。正直な思いを語られ、文章にされているのですが、その根底には不思議な温かさがあります。

 

また、取材内容を文章にまとめるてしまうと、どれもまっとうな内容で真剣に語っていらっしゃるように思えてしまうのですが、実はインタビューしている1時間の間中、保護者会長と3人で笑い転げていたのです。だから三人の感想は「本当に楽しかったねえ」というものであり、その後、録音した音源を確認している時も一人爆笑しておりました。

 

保護者会長との会話も漫才のようで、何を話しても突っ込み合いで大笑い。

 

けれど、大笑いしながら話していらっしゃる内容を書き出すと、どれも真剣で深い内容なのです。冗談のように見えて冗談ではなく、真面目な内容。その辺りが、小日向館長の面白さだと私は思います。

 

それは、「笑わせたい」「リラックスさせたい」「楽しませたい」という願いと、その奥にある更に深い願い「道場をどのように発展させ、子供たちをどう育て、地域をどう活性化させるか・・・」が上手くミックスされているということ。

 

 

剣道を教えている時の表情は真剣そのもので、記事の写真のようなお顔なのですが、インタビュー中や子供たちを迎える時、保護者と話したり、小さな初心者に話しかけるときは、全く違う表情になります。顔全体が大笑いしているような。こちらもつい笑ってしまうような。

 

冒頭の写真にどれを使うか相談したとき、保護者会長も含め色々相談して決めたのですが、内に秘める強い思いを感じる、剣道を教えている時の写真に決まりました。保護者会長も、この写真が一番館長らしい、とおっしゃっていました。

 

たぶん、爆笑して過ごしていても、内に秘める強い思いは伝わっているのでしょうね。

 

ユーモアと教育の力は、大笑いと秘めたる強い思いとして、これからも小日向道場を活性化する、どちらも大切な2本柱になるのではないかと思います。

 




◆記事全体のイメージを見たい方へ→インタビュー記事原稿はコチラ>

◆記事原稿は読みにくいという方へ→インタビュー記事WEB版はコチラ>

 


 

◆清龍館小日向道場 小日向貴史さん

サイト:http://www.shikiseiryukan.com

 

【Pur】ピュアに頑張る人やお店を応援する地域フリーペーパー

◆写真撮影・最終デザイン・発行・スポンサー:スタジオマイティ

◆インタビュー・記事原稿・レイアウト:インナーウィッシュ

 


インタビュー記事:インタビュー記事一覧へ戻る

ホーム:ホームへ戻る