ラスト・バリア

ラスト・バリア

 

宇宙の法則と最も調和しているリズムを見つけだせば、我々は自然に、この地球の平和の実現に貢献する。『ラスト・バリア』―スーフィーの教え―ルシャッド・フィールド=著より引用。

 


以下の紹介内容は、すべて下記より引用しています。

【参考】

『ラスト・バリア』― スーフィーの教え ―
ルシャッド・フィールド=著
山川絋矢+山川亜希子=訳
角川書店
1997年9月25日初版発行

 

画像については、書籍の内容を参考に作成したものです。

見出しは文章の内容から作成しました。
それ以外の追加情報については、参照元を個別に記載します。

 



 

我々の存在を支配している宇宙の法則と

最も調和しているリズムを見つけだせば、

我々は自然に、この地球の平和の実現に貢献する

 


呼吸と観察者と調和

 

「そしてよくこのことを覚えておきなさい。君が不変の"自分自身"を獲得するまで、君は常に迷子になる危険性がある。君が意識して呼吸することをマスターした時、君は本当の自分自身である”内なる”存在に出会えるのだ」

 

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「私は今日、君に呼吸の三つの側面を紹介しよう。呼吸の科学は一生の学びであるが、この三つの側面は、真剣に受けとめ、実際に行なえば、君の人生を変える助けとなるだろう。この三つとは、呼吸のリズム、呼吸の質、そして呼吸の姿勢だ」


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「今日、私が君に教えるリズムは”母の呼吸”と呼ばれるものだ。どの瞬間にも何かが”生まれている”。多くの人々はこのことに気づいてはいない。また、最も自然な呼吸のリズム、すなわち、我々の存在を支配している宇宙の法則と最も調和しているリズムを見つけだせば、我々は自然に、この地球の平和の実現に貢献するということも、人々は知らない。

 

だから、最も基本的な呼吸のリズムを意識して練習するのが、第一のレッスンである。生命の気が上下に流れやすいように、背骨がまっすぐになっているかどうか確かめなさい。次に七つ数えながら息を吸い込み、一つ数える間息を止め、また一つ数える間だけ休みなさい。つまり、7-1-7-1-7という非常に単純なリズムなのだ。真剣に練習すれば、すぐにこのリズムは身に付くだろう。」


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「ではもっと信頼し、リラックスして目を閉じなさい。そして呼吸するに任せなさい。あらゆる考えを手放しなさい―すべての生命の中を流れ、息づいているリズムに身をゆだねなさい。このリズムは七つの法則と呼ばれている。この法則に従うことによって、生命原理の一部としての君自身を確立するのだ。その生命原理は自らの中から完全なものを生むことだけを望んでいる。」


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「では何回か深い呼吸をしなさい。息を吸い込むたびに、意識して、自分自身をバランスの取れた状態にもってゆき、それと同時に、自分の体に責任を持ちなさい。君はこれまで、自分だと思っていたものを手放し、自分の中にある真実を発見しつつある。これは、我々が観察者と呼んでいるものだ。君はこの観察者を毎日少しづつ成長させてゆかねばならない。ここまではるばるやって来たのは、自分に与えられた乗り物に責任を持つことを学ぶためなのだ。この世の中では誇り高く雄々しくあれ。しかし、次の世界では頭を低くたれなさい」

 


オリーブと変容のプロセス

 

このオリーブを作るには、まず最高級のオリーブを見つけて買ってこなければならない。それを何回かていねに水ですすいで、塩分を全部洗い流す。


次によく洗ったびんを用意する。完全にきれいなものでなければいけない。その中に洗ったオリーブを入れ、オリーブの上から沸騰したお湯を入れる。オリーブがふくらむ。オリーブが十分にふくらむまで湯をそのままにしておく。ただし、長すぎてはいけない。皮がやぶれてしまうからだ。それから水を捨て、レモンの輪切りをいくつかと、生のミントの葉を加える。最後にびんを一番しぼりのオリーブ油、それもできる限り純粋なもので満たす。これはオリーブのエッセンスだ。きつくしっかりとびんのふたを閉め、四十日間、置いておく。こうして完璧なオリーブができあがっている。ついでに言えば、七日目には、もうすばらしくおいしくなている。

 

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袋の中にあるオリーブを保存するための塩は、君の人生を条件づけているものだ。これは真の仕事が行なわれるようになる前に洗い流されなければならない。最上の結果を得るためには、君は最高級の最上のオリーブを選ばねばならない。オリーブは君の様々な面として見ることができる。あるいは、一つひとつのオリーブは、神の仕事にとって役立ちそうな人間だということもできよう。『多くの人々は呼ばれるが、少しの人しか選ばれない』とも言われている。びんは注意深く、あらゆる方法で洗い清められなければならないが、これは君の体、または君とそのグループによって占有される場所である。水はそれの入っている容器の色に染まる。そして、この水は山の中の清流のように澄み切っていて欲しいのだ。これが、浄めの儀式が大切な理由なのだ。


オリーブは塩を洗い流したあとは非常にもろくなっている。だから、注意深く、愛情をこめて、そしてもちろん、意識してびんにいれなければいけない。次に沸騰した湯を入れる。これは初めての洗礼であり、水による洗礼だ。ある意味では、相対世界に完全に浸り切るということであり、苦痛が伴う。この道は意識的な苦しみを要求するということを君は理解しなければいけない。バラの繁みは正しい剪定によって、初めて完全な花を咲かすことができる。剪定は一時的に植物を傷つけるかもしれない。しかし、もしその植物が剪定の必要性を理解できれば、庭師がハサミを持ってやってくるたびに、それは喜びに満たされることだろう。この道に入ったならば、我々はこの苦しみの必要性を認めなければならない。


水はびんの中に、オリーブがちょうどよい具合にふくれるまで入れておく。オリーブの皮が破れてはいけないからだ。一つのオリーブがだめになると、他のものもだめになってしまうのだ。料理人は、どのくらいの時間、何度のお湯をびんの中に入れたままにしておくか、知っていなければならない。


次にレモンとミントを入れる。すばらしい香りだ。これをラムのローストにも使ってみるとよい。それはおいしいから!この二つは酸とアルカリ、ポジティブとネガティブ、そして陽と陰の完璧なブレンドなのだ。オリーブオイルを最後に加えることによって、オリーブはバランスのとれたまろやかな味わいを得る。


この最後の部分は第二の洗礼なのだ。これはオリーブそのもののエッセンス、つまり霊による洗礼だ。これは錬金術であり、偉大なる魔法である。るつぼの中に、料理しているもののエッセンスを、加えなければならないのだ。そのあと、びんのふたをきつく閉め、四十昼夜置いておく。


この時間は、創造のプロセスが進行するために必要な長さなのだ。この時間の終わりには、すべてがバランスのとれた状態となり、最も素晴らしい具合に混ざり合う。レモンとミントはオリーブオイルと混ざり合い、オリーブの果肉と油の香りは他の材料と混ざり合って、一つとなる。一つの循環が終わり、すべてがその源へと還るのだ。

 


よいドライバーであるように

 

ロンドンに非常に素晴らしい教師がいる。彼女はレストランを持っていて、ほとんどそこにいる。しかし彼女が何者であるか、彼女が何を知っているのか、知っている人はほとんどいない。ある日、彼女が一人の若者にこう言うのを聞いた。その若者は当時、私の生徒だった。


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『私の話をよく聞きなさい。ロンドンの交通事情はおそろしくひどい。道路に車が多すぎる。人々はいらいらしていて、お互いに礼儀をわきまえない。車は衝突して、あらゆる種類の傷が生じている。ほんの少しだけ知識を得た今、あなたは自動車の運転の仕方を習わなければならない。私?私はとても優秀なドライバーよ。自分で自分の車を運転しています。他の人たちが互いに衝突しあっていても、私は誰の車にも衝突しないわ。運転しながら、よく見ているから、正しい行動がとれるの。今、交通事情はとてもひどいということを憶えていてね。全世界中でよ。道路に出たら、よいドライバーであるように勉強しなければだめよ』


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彼女は、今、増加しつつある見えない世界の交通事情について話していたのだ。それが増加しているのは、見えない世界が認められていないので怒っているからだ。


物事の本質を知らない人々は、あちらこちらへ動かされている自分に気づくと、コントロールを取り戻す前に、衝突してしまう。そして、もし傷つかなかったら、それこそ奇跡なのだ。私の言うことをよく聞きなさい。そしてわかりますようにと祈りなさい。そのあと、自分は何をわかったのかを覚えておくのだ。

 


空間を逆にする

平均的な人間は、自分が何かの原因であり、従って、あらゆることはエゴの中心から始まって、それが外側の人生というスクリーンに写し出されると考えている。このエゴの中心の空間に住んでいる限り、見かけの変化はあり得ても、真の変化は起こり得ない。


それは意識の拡大の問題ではなく、むしろ、意識を打ちこわすことなのだと彼は言った。意識を打ちこわすためには、まず自分の真のアイデンティティ(特別性)を発見しなければならない。これは自分が何者であるかということに関するあらゆる概念、考え、思いを脱ぎ捨てることである。自分だと思っているものを捨て去って、真の自分であるものに生まれ変わらなければならない。これこそが真の魂の財産なのである。


そして彼は私に、「空間を逆にする」演習を教えてくれた。これは、じっと静かにすわって、胸の中心にすべての意識を集中し、少しづつ、次のことに身をゆだね、気づいてゆくという練習だった。


見るかわりに、見られているということ、聞くかわりに聞かれているということ、触れるかわりに、触れられているということ、味わうかわりに、自分は神のための食物であり、味わわれているといううこと。


「だから、自分をおいしくしなさい」と彼は言った。「最後に自分が呼吸されることを許しなさい。信頼と、神、すなわちすべての源の前では、自分は無力であるという悟りに、完全に君自身をゆだねなさい」


本当の変化

 

君の仕事は新しい言葉を創りだすことなのだ。君はまだそのことを理解していない。君の心が最終的に開いた時、君は心から話すことができるようになる。そして、彼らは君の言うことを理解するようになるだろう。

しかし、覚えておきなさい。我々はそれぞれに、自分のやり方で理解しているのであって、それは必ずしも、君が伝えようとした形と同じではないのだ。

もし君がこの新しい言葉で話していれば、相手の人々の中に、本当の変化が生まれるのがわかる。言葉は息とともに、聖霊をこの相対世界に運びこみ、人々に変化をもたらすのだ。求道者にとっても、彼が接する人々にとっても、真の変化なしに、自由はあり得ないのだ。

君も知っているように、心は魂の宿る場所だ。心から話す時、君は他の人々の心の中に火をつけることができる。相手の魂を認めることによって、君は眠っている魂を目覚めさせ始める。そして、その火は広がってゆく。

愛ほどに伝染力の強いものは他にないのだ。世界は概念や思考であふれている。だが今、世界が必要としているのは、悟りだ。そうなれば、愛がすべての苦しみと状況を溶かし去り、この世に新しい生き方を作り出すために、人と見えない世界が協力できるのだ。

もし君が真に自分自身を捨てていれば、私が言うことは、聞く耳を持つすべての人々に向かって語られている。しかも、そうなるためには、我々がこの岩を離れる必要さえないのだ。奉仕に生きることができるように、徹底的に変わりなさい。そうすれば、私が語る言葉を、準備のできている世界中の人々が聞くだろう。

 


以下の紹介内容は、すべて下記より引用しています。

【参考】

『ラスト・バリア』― スーフィーの教え ―
ルシャッド・フィールド=著
山川絋矢+山川亜希子=訳
角川書店
1997年9月25日初版発行

 

画像については、書籍の内容を参考に作成したものです。

見出しは文章の内容から作成しました。
それ以外の追加情報については、参照元を個別に記載します。

 



【inner-wish】のコメント

 

この『ラスト・バリア』という本は、15年くらい前に読んで以来、変容のプロセスの中で何度も何度も思い出される、私にとって貴重な本です。

 

15年前にはわからなかったことが、今読み返してみると、経験したこととして実感できるようになっていて、また違った味わいがあります。

 

「オリーブ」や「よいドライバー」に関する文章は特に印象的ですが、掲載していない内容も役に立つことが沢山あります。

 

この本を、グルや指導者探しの本として読むのではなく、「愛と信頼」による「本当の変化のプロセス」として読むと、人生に深く役立つと思います。



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