山を動かす力

山を動かす力


『山を動かす力』



キリストの言葉には

信じれば山を動かせる

という意味の言葉があります。

 


山を動かす力-キリストの言葉


はっきり言っておく。

だれでもこの山に向かい、

『立ち上がって、海に飛び込め』

と言い、少しも疑わず、

自分の言うとおりになると信じるならば、

その通りになる。


だから、言っておく。

祈り求めるものは

すべて既に得られたと信じなさい。

そうすればそのとおりになる。

 

マルコによる福音書11章22-24節

(聖書 新共同訳/日本聖書協会)

 



「山を動かす」ほど

強く信じる気持ちは持てないなあと

子供の頃から思っていたのですが・・・


信じれば山を動かせるのでしょうか?

 


山を動かす力-八郎-半日村


いつもはびっしり文章の書かれた

本を読んでいる次女が

珍しく絵本を2冊借りてきました。


斎藤隆介/著・滝平二郎/絵の

日本傑作絵本シリーズ

『八郎』と『半日村』です。


この2冊の絵本は、偶然にも

「山を動かす」お話でした。


この2冊の絵本を読んで、

私の長年の疑問が

ようやく解けた気がしたのです。



山を動かす力-八郎


八郎は大きくなりたくて

大きくなった大男。

自分でもどうして大きくなりたかったのか

まったくわからないまま

大きくなったのでした。


けれど村の小さな男の子が

八郎の八畳ほどある手のひらの上で

泣きながら助けを求めてきた時、

自分がどうして大きくなりたかったのか、

その理由に気づきます。


村の田畑を大波から守るため、

八郎は山を持ち上げて

海へ投げ入れたのでした。


それでも波が鎮まらないとわかると、

八郎自ら海へ向かい、

大きな体を海に沈めて村を救ったのです。


その後、泣いて助けを求めた少年は、

八郎のように大きくなって村を助けたいと

願うようになったそうです。

 


山を動かす力-半日村


半日村は高い山の影になっているため、

お昼からの半日しか日が当たりません。

そのためお米は半分しかできず、

村人はあおい顔で元気もないのですが、

大人たちは「悪い村に生まれた」と

諦めていました。


ところがある日、一平という少年が、

一人で山へ登り、土砂を持って山を降り、

土砂を湖に沈める作業を始めます。


「山が うごかせるもんじゃねえ」

「みずうみを うめられるもんじゃねえ」


と最初は馬鹿にしていた

子供達も、大人たちも、

次第に一平を手伝い始めます。

やがて村中の人びとが全員で

毎日山を削り出しました。


そうしてある朝、

村の田んぼに朝日がさすのです。

大人になった一平も村人も子ども達も

せいいっぱい朝日をあびて

大喜びで笑います。


こうして「半日村」は

「一日村」になったのでした。



花さき山-モチモチの木-三コ


私は子供の頃、このシリーズ絵本を

3冊持っていました。

『花さき山』『モチモチの木』『三コ』



でも実を言えば、

あまり好きではない絵本でした。


子供心に黒い絵が怖かったり、

読むたびに泣けたり、

悲しい気持ちや不安な気持ちになったり、

燃える山にかぶさって死んだりできない、

と高過ぎるハードルにうんざりしたり。


キリスト教徒なのに、

こう言っちゃなんですが、

一人「自己犠牲」で

死んでいくような話は、

なんとなく好きではなかったのです。


私はどちらかと言えば、

明るく力強い希望がわいてくる

そんな絵本が好きな子供でした。


この3冊はとても

インパクトの強い絵本だったので、

ちょっとしたトラウマに

なっていたように思います。


そういうわけで、

長女にも次女にも幼い頃には、

私から読み聞かせはしませんでした。


でも次女は保育園の頃に

『花さき山』『モチモチの木』を

読んだことがあったそうです。

そうしてやはり夜トイレに行くのが

ますます怖くなったそうです(笑)


けれど小学校で観た

「花さき山」のビデオに

『三コ』や『八郎』が出ていて

「読んでみたい!」と思ったらしく、

同時に、ストーリーを知っていた

『半日村』にも

強い興味を持ったようです。


もしかすると小学校中学年の今頃が

ちょうど良い時期なのかもしれません。

 

私も、次女が図書室で借りてきた

『八郎』と『半日村』を読んで、

ようやく、このシリーズに

「明るく力強い希望」が湧いてきました。


『八郎』はこの年になって読んでみると、

自己犠牲感よりも、

「なぜ大きくなりたかったのか」という

自分の人生の目的に気づいて、

それを達成して人生を終えた、

そういうスケールの大きい

爽快感を感じました。



山を動かす力-半日村


でも今回、最も感動したのは、

『半日村』の

みんなで力を合わせて

山を動かした話です。


誰もが諦めていた中、

たった一人の勇気ある小さな行動が、

波紋のように広がり、

「山を動かせる」という

皆の信じる力につながった、

この大いなる力に感動しました。


村人の喜びと笑いが

大地を揺らすように

感じられる絵本でした。


この目的を達成するために、

誰も犠牲になることなく、

誰も嘆き悲しまず、

誰も後を追いかけて死ぬ必要もなく、

全ては愛・調和・平和と

喜びのうちに完了したのです。


斎藤隆介氏はこの作品に

9年の歳月をかけたそうです。


『八郎』1967年

『花さき山』1969年

『三コ』1969年

『モチモチの木』1971年

『半日村』1980年


1985年に亡くなる

5年前の作品なのですね。

素晴らしい作品群を

世に産み出してくださった

斎藤隆介氏に心から感謝いたします。



山を動かす力


最後まで読んでくださって

ありがとうございます。 


「山を動かす力」を

一緒に信じることができますように。

「勇気ある小さな行動」を

みんなで積み重ねていけますように。

「明るく力強い希望」をもって

「共に生きる」ことができますように。


全ては愛・調和・平和のうちに。


愛と光と感謝をこめて



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