最初にしっかり褒めておきますが、長女は人柄にも定評があり、友達のお母さん達からは大絶賛されています。
・・・しかし、これは外での話・・・
家では何もしない「ずぼらまんじゅう」と呼ばれるダラシナイ不機嫌な長女。詳しくは書けませんが、小5の次女からも「5歳児か」と呆れられお世話される日々。ですから長女の評判が良ければ良いほど、家族はいつも「いや〜・・・」とお茶を濁し、時には真実を暴露して長女に怒られ・・・の繰り返し。
そんな長女の行く末を案じる私は、身の回りの世話や家事の大切さを説明するのですが、高校生にありがちなキレキャラで応戦する長女。先日も、いつものように朝からのバトルが、登校してからのLINEに続き、二人で「絶対折れるものか!」とメッセージを送り合っていたのです。
そんなLINEのやりとりの中で、何気なく私が送った、
「家事は全て家族への思いやりから成り立っているんだよ」という言葉。
この言葉から、突然、長女の態度が一変しました。何か腑に落ちたらしいのです。
以下は長女に伝えた内容です。
「家事は全て家族への思いやりから成り立っているんだよ」
家族への思いやりは、結婚して生まれるものではなく、生家で育てていくものなんだよ。伝統的に。思いやりを形にする方法を学ぶの。思いやり深い妻や母になりたいなら、今から家族への思いやりを形にする方法を学びなさい。
それは、日々の生活全てなんだよ。
●洗面台は次に使う人が気持ちよく使えるように。
●洗濯は家族が日々新しい気持ちで過ごせるように。
●洗濯物の引出しは気持ちよく取り出しやすいように。
●テーブルの上は家族がスッキリ心地よく集えるように。
●椅子の片付けは家族が通りやすく気の流れが良くなるように。
●部屋は居心地よく家中の気の流れが良くなるように。
●食事の準備は家族で楽しい夕食時間を過ごすため。
●洗い物は台所の気の流れがよくなるように、感謝と共に。
●食事は家族が幸せな時間を共に過ごし元気に過ごせるように。
●掃除は家中の気の流れを良く家庭内に幸運が舞い込むように。
●植物の世話は癒しに感謝し植物と共に幸せに暮らせるように。
家事は全て思いやりで成り立っている。その思いやりが家族を幸せにするんだよ。
外では落ち着かず、我が家に帰るとホッとするっていうのは、そういう思いやりを感じているからだよ。
どんなに素敵な家でも、思いやりの家事をする人がいなければ、寂しく暗い建物になるのです。
最後に一番大切なこと。
家事は家族への思いやりを形に現したもの。その家族には自分自身も含まれている。つまり出発点は、自分自身への思いやりなんだよ。
「家事は思いやり」と言っても、家事を完璧にとか、お洒落で美しい生活をとか、手抜きは駄目とか、そういう話ではありません。
長女に伝えたかったのは「小さな家事も思いやりをこめて…」という話なのです。
マザー・テレサは次のように伝えています。
『大切なのは、私たちがどれだけの行動をするのではなく、それをするのに、どれだけ愛を注いでいるかです。大切なのは、私たちがどれだけ与えるのではなく、それを与えることに、どれだけ愛を注いでいるかです。』(マザーテレサの言葉)
家事には、自分自身も含めて相手のいることです。その相手を思いやりながら家事をするのと、腹を立てながら嫌々するのとでは、結果に大きな違いがあるんだよ、と長女に伝えようとしていました。
これらのことを長女に伝えているうちに、「身の周りのことや家事をしてほしい」というよりは、「家事は思いやり」ということを伝えたかったのだということに気づきました。
たぶんそれまでの長女にとって、身の周りのことや家事は、宿題のように「やらなければならないこと」「面倒だけど仕方ないこと」だったようです。しかも「必要を感じなかった」そうです。だから長女の態度はいつも不愉快で家族をゲンナリさせるものでした。
けれど、「家事は思いやり」ということに深く納得した長女は、その日から、身の周りのことや家事手伝いに「思いやり」をこめるようになりました。そして「その方がずっと気持ちいい」と言うまでになったのです。更に、大変ご機嫌に過ごすようになりました。おそらく家族のための「思いやり」が自分自身にも感じられるようになったのでしょう。
「家事は思いやり」の恩恵を一番受けとるのは、家事をする本人なのですね。「家事は思いやり」と心から納得できれば、すぐにはできなくても、一生のうちにだんだん形になり、幸せな日常生活につながるだろうと思います。
「家事は思いやり」と伝えた時、私が小学校6年生の時に、母から教えられたある言葉を思い出しました。
「次にキリストが眠ると思ってベッドを整えなさい」
これは、母がノートルダム清心の寄宿舎時代にシスターから教えられた言葉だそうです。
小6の私にとって、この言葉はあまりにも衝撃的で、これ以降、身の周りのことや家事手伝いの全てを心をこめて行なうようになりました。
HPのプロフィールにも書いていますが、私は幼児洗礼のクリスチャンで、仏教の幼稚園に通っていた幼い頃から「普通に生活する人々が光を生きるためには」というテーマに関心を持っていました。これは、数多くの過去生からの経験により生じたテーマです。
そんな私にとって、「次にキリストが眠ると思ってベッドを整えなさい」という母の言葉は、何かとてつもなく大切な、この言葉を聞くために母のもとに生まれてきたのではないか?と思えるような内容でした。
キリストとは歴史上のイエス・キリストですが、また人間一人一人の中に存在する神性でもあります。
つまり、そのベッドに眠る私自身や家族の中にある神性のために、ベッドを整えなさい、愛と光をこめて整えなさい、ということだと子ども心に理解したのです。
しかも、生活の全てをそのように過ごすことで、「普通に生活する人々が光を生きるためには」という幼少の頃からのテーマに答えが出たのではないか・・・と思えたのでした。
しかし、その後の人生の中で、生活の全てに思いやりや愛と光を込めること、自分や家族や周囲の人々の内なる神性に思いをこめて全てを行なうことは、とても難しく、まだまだその道半ばにいます。
毎日、相手を思っている、でもいつも思いを込められるわけではないな、不機嫌な八つ当たりはしないけど、でもウンザリする時も多いかな、そうはいっても大分思いやりは込められるようになったかな、けっして上手ではないけど・・・という所です。
今日は母の誕生日なのですが、その母は、生活の全てをとても大切にする人でした。母の創造する毎日は、何かとても楽しく喜びに満ちていて、思いやりに溢れていました。
実家を出て自分が生活を創るようになった時、何かが圧倒的に不足しているという空虚感を感じました。それが何なのかわからず長年探していたのですが、今になって思えば、深い思いを込めて生活を創造する母の思いやりが不足していたのです。
私は自分の人生のテーマである「普通に生活する人々が光を生きるためには」という問いに答えを出し、実現していくために、この母のもとに生まれたのだと感じています。
そんな母の誕生日である今日、母に深い感謝の気持ちを伝えたいと思います。
「お母さんがお母さんで本当によかった」心からそう思います。
今年76歳になった母ですが、まだ仕事も現役で、父と仲良く幸せに暮らしています。そして今も毎日の生活を思いやりをこめて大切に暮らしています。
そんな母から教えられた「家事は思いやり」ということを、私は娘達に受け継いでいきたいと思っています。娘達もきっと子ども達に伝えていってくれることでしょう。
そしていつか、「普通に生活する人々が光を生きる」毎日が現実化されていることを心から願っています。
今日は母の誕生日にお花とお菓子のセットを送ったのですが、手紙を付ける代わりにブログに思いを綴りました。いつものように長女が何度も繰り返し読んでくれるでしょう。母はいつも、母の思いが孫達に受け継がれていくことを喜んでくれます。この大切な思いを娘達が受け継いでいくことを、きっと喜んでくれるでしょう。
母の人生が最期の時まで、思いやりと喜びに満ちた楽しい日々であることを祈っています。
母の誕生日に思いやりを形にしたいと思った時、いつも思いやりをこめて商品を用意してくれる、花屋まるよしさんとブーランジェリー・アーブルさんが思い浮かびました。
花屋まるよしさんの秋色の実り多きアレンジメント、ブーランジェリー・アーブルさんのラスクとガトーショコラを母の誕生日プレゼントに送りました♪
沢山の思いやりが届きますように。。。
気軽でちょっとお洒落なお花屋さん。
電話やサイトからの注文で全国に配送していただけますよ♪
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朝霞の気になる木のパン屋さん。本格派おしゃれなパン屋さんです♪
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◇インタビュー記事:アーブル記事WEB版
『未来の自分から今を眺めて』
今朝、長女に伝えた言葉です。
苦しくて、泣きたくて、
出口が見えない。
頑張ってるんだけど、ちょっと限界。
そんなボロボロになっている
今の自分を、未来の自分は
どんな風に眺めるのでしょう?
ずっと成長し続けている未来の自分は、
この人生に限った自分だけではありません。
今の自分の目的や
願いや夢をかなえている
未来の自分が存在します。
そんな未来の自分には、
今の自分の悩みや苦しみが
自分のことのようにわかります。
今の苦しみは、長いストーリーの
「苦しみの章」であることも。
そして、その苦しみには
「意味がある」ことも。
今の自分の苦しみや、
その苦しみを乗り越えたことが、
未来の自分を創ってきたことも
全部わかります。
どうすれば、
目的や願いが叶うのかもわかるのです。
『手紙~拝啓 十五の君へ~』
アンジェラ・アキ
より引用↓
『十五のあなたに伝えたいことがあるのです
自分とは何でどこへ向かうべきか
問いかければ見えてくる
今 負けないで 泣かないで
消えてしまいそうな時は
自分の声を信じて歩けばいいの
人生の全てに意味があるから
怖れずにあなたの夢を育てて』
『手紙~拝啓 十五の君へ~』アンジェラ・アキ
YouTube動画
高次の自己であるハイヤーセルフも、
未来の自分です。
ハイヤーセルフへの問いかけは、
「未来の自分に宛てた手紙」のように届き、
その答えは「今の自分への返事」
のように必ず返ってきます。
それは、目的や願いを叶えた
「未来の自分」からの声です。
だから、ハイヤーセルフを含めた
「自分の声」を信じて歩くのです。
ハイヤーセルフを含めた未来の自分たち全てが、
今の自分を見守り励ましています。
怖れずに自分自身を育てましょう。
やがて、ハイヤーセルフの視点で、
今を眺めることが
できるようになります。
負けないで 泣かないで
『未来の自分から今を眺める』
ことができますように。
およそ5年後の今朝、長女と一緒にこのブログを読み返しました。当時の苦しかった様子を思い出し、二度と戻りたくないと話していましたが、当時思い描いていた以上に願いがかなった今を生きている長女です。当時の願いよりも、より拡大した願いの中を生きているのがわかります。また今の長女は、過去のどの時期の自分も励ませると話していました。
私もこれまでの人生、何度も何度も未来からの励ましを受けました。過去も未来も今の中にあると感じるようになりました。出口の光は必ず見えるようになります。
今本当に苦しい状況にある人も多いと思います。でも、未来の自分はいつも見守り励ましてくれています。何よりも、その状況を乗り越えたところにいると思います。全く明るい未来が信じられなくても、未来からの励ましを感じながら、生きていけますように。
2021年1月14日更新NEW!
これまでの人生で、大きな変化のあとに予想もできなかったような幸せや安心感を得た経験があるのではないでしょうか?過去の自分には、今の自分が想像できなかったように、今の自分には未来の自分が想像できません。ですが、過去の自分に「大丈夫」と言ってあげられるように、未来の自分も「大丈夫」と言ってくれているはずです。高次の意識はそのように、いつもプロセス全体を大きな視野で見て、励ましてくれています。
今から2年半前の2013年10月頃、偶然知り合ったばかりの方から「もう読まないので娘さんたちにどうぞ♪」と本をいただいたのがはじまりです。
その時の様子をツイッターで投稿していました。
『嬉しい贈り物をいただきました~! 荷物の整理をされて、もう読まないから「娘さんたちにどうぞ~♪」と、物語で読む「引き寄せの法則」3部作と英語の勉強用にと素敵な本2冊!温かく思いやりに満ちた贈り物を娘達に届けていただき心から感謝です!』(@inner_wish 2013年10月16日ツイッター)
この方は、当時高校受験を控えていた中学2年生の長女にと、これらの本をプレゼントしてくださったのですが・・・。中2の長女は、普段は色々な本を読む人なのに、なぜかこれらの本は最後まで読めないと言います。
ところが、当時小学校2年生の次女は、物語で読む「引き寄せの法則」シリーズに興味津々。本を頂いた日か翌日には、1冊2時間のスピードで3冊とも読破してしまいました。そして、面白かった〜!!と繰返し繰返し読んでいます。
それを見ていた長女が、そんなに面白いなら・・・と再チャレンジしますが、やはり最後まで読めず。
それからというもの、次女は引き寄せの力を駆使し始め、次々と成果を上げていくようになりました。
もともと、ぼーっと焦点の定まらないタイプで、競争心のない平和主義者のマイペースだった次女は、それまで何となくぼんやりと生きていたような所があり、それはそれで個性だなと思っていたのですが・・・。
この本を読んでからの次女は、持ち前のコツコツ努力する所と引き寄せの力が上手くかみ合って、見違えるほど生き生きとした積極的な子どもに変ったのです。
しかも、もともと平和主義者なので、友達や仲間と一緒に願いを実現させていくようになりました。
次女のやり方を見ていると、
① 願いを具体的な言葉にする
② 願いが実現しているイメージを描く
③ 願いが実現すると他の人にも良い影響があるというイメージを持つ
④ いい気持ちを感じる
⑤ 願いの実現のためにコツコツ努力する
⑥ 時々、願いが実現したら・・・というようないい気持ちを感じる
だいたい、こういう方法で実現しているようです。
次女は基本的に「青空」のような心の持ち主で、余計なものは何もないシンプルな心の状態がベースのようです。しかも、嫌な気持ちを手放すのが速い!
嫌なこと、例えば、怒られた・失敗した・喧嘩を見た・・・など(嫌なことも少ないらしいのですが)、嫌な気持ちを感じるは感じるけれども、すぐに手放せるらしいのです。「もうそのことは考えない」とか、「ドアから宇宙にポーイ!と投げる」という方法で手放すそうです。
だから、一瞬嫌な気持ちになっても、すぐ「青空」の心に戻れるそうです。
物語で読む「引き寄せの法則」3部作の中で、次女が一番使っている考え方を尋ねてみると、「いい気持ちを感じている状態に戻る」ということだそうです。
『いい気持ちを感じている状態に戻るのが速ければ速いほど、人生はずっと良くなる』という説明を下記ページでも紹介しています。
物語で読む「引き寄せの法則」3部作の1冊目
『サラとソロモン』
少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣
エスター&ジェリー・ヒックス (著)
からの抜粋と3部作の紹介です
↓↓↓
そんな次女は、家族で一番「手放す」のが上手く、家族で一番の素早い実現力の持ち主で、更に家族で一番、習慣的にコツコツ努力する子どもなので、我が家ではみんなで次女を見習おうね・・・と反省したりしています。
でも、だからと言って次女が完璧な子どもかというと、別にそういうわけではなく、何度言っても治らない癖や、うっかりしているとか、気がつかないとか、色々ツッコミどころ満載で、両親をはじめ色んな人から叱られたり、色んな人から「今時めずらしい、子どもらしい子ども」とよく笑われる、いつも「素」な「ありのまま」の子どもです。
一方、長女の方は、小さい頃から「しっかりしている」と評判で、勉強もできるし、リーダーシップがある、友達からの信頼も厚い、けっこうできる子でした。こちらも努力家で、頑張り屋さんなので、やはり成果を上げるのですが、次女とはタイプが違っています。
長女はとにかく悩み苦しむのです。沢山の責任を背負って、一人で頑張ってしまう。そして耐えて苦しみ、頑張った結果、涙と感動のフィナーレを迎えるタイプ。
長女は部長などリーダー職につくことが多く、頑張るのは皆のためで、皆のためなら頑張れるというところがあります。でも、皆のために一人で頑張っている。見ているこちらが苦しくなるほど、頑張り続けているので、ついつい手伝おうか?と声をかけたくなるほどです。
でも、「上手くいかない」と思いながら頑張っているので、実際に「上手く行かない」ことが多く、頑張る時間が長引いてしまいます。
こうして書いていても、苦しくなるほど、何だかいつも頑張っているので、母としては何とかならないかなあ・・・と思ったりします。
でも、壁にぶち当たりながら、悩み苦しみながら、自力で解決したり、方法を編み出したり、上手くいったり、失敗したりする経験を、今の彼女は必要としているのかもしれないなあと、見守っています。そして、涙と汗で苦しみながら頑張った成果を共に喜び祝ったりするのです。
物語で読む「引き寄せ」の本を読み、著者の意図に近い生き方をしている次女も、「引き寄せの本は遠慮いたします」と自分に必要な経験を引き寄せ、頑張って生きている長女も、どちらもそれぞれの引き寄せを実現しているようです。
やすやすと願いを素早く実現する次女と、悩み苦しみながら沢山の経験を通してじっくり願いを実現している長女。実は人の苦しみがよく分かり思いやり深いのは長女の方だったりします。
どちらが良い悪いではなく、どちらも自由に自分の人生を生きていて、それぞれに味があると感じたりしています。たとえ親であっても、子どもの人生や魂の展望に必要な経験のすべてを用意することはできないと思いますし、それぞれの魂の目的に従って、それぞれのタイミングで必要な何かを引き寄せ、それぞれ目的を実現していってほしいなあと思います。
そして、全く違うタイプの二人が、お互いの生き方を見て、それぞれに何かを感じたり、参考にしたり、教え合ったりしている様子に、「違う」ということに意味があるのだろうなと感じています。二人とも、それぞれに幸せに生きていってほしいです。