問題解決・アイデア

問題解決・アイデア

 

問題解決やアイデアを生み出すためのツール。読書猿氏の著書『問題解決大全』『アイデア大全』より、<ものの見方を変える方法><シンプルで簡単な方法>をいくつか選び、要約を紹介しています。

 


以下の紹介内容は、すべて下記より引用しています。

【参考】

『問題解決大全』
〜ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール〜
著者:読書猿
出版社:フォレスト出版
発売日:2017年11月19日第一版

 

画像については、書籍の内容を参考に作成したものです。それ以外の追加情報については、参照元を個別に記載します。



01◆100年ルール~大した問題じゃない

●自分の判断を見直すとき。

●自分の悩みの大きさを見直すとき。

●自分の悩みの大きさを考え直すとき。

 

○問題を前にした時、災難に見舞われたとき、不安で仕方なくなったときに、以下のように自問自答する。

「これは100年後にも重大なことか?」

 

◾️テストの不安を解消したい

「100年ルール」では長すぎるので、5年ルールを使ってみよう。

「次のテストは5年後にも重大なことか?」

「5年の間にはもっと重要な入学試験が過ぎている。次回の小テストはそれに比べれば影響があるにしてもずっと小さい」

 

★課題との間に距離をとること

100年ルールは、不安や恐怖に圧倒され、問題解決のパフォーマンスを落として、

なおさら不安・恐怖に陥る悪循環から、<距離をとる>効果によって、抜け出すための技法である。

 


27◆ミラクル・クエスチョン~問題・原因ではなく解決と未来を開く

●ゴールをつくりだす。

●問題や原因ではなく、解決や未来へ注意を向ける。

 

①問題が完全に解決・解消したところを想像し、その様子をだきるだけ詳しく描写する。

②描写したものの中で、最も簡単で実現しやすそうなものを1つだけ選ぶ。

③選んだものを実現する手段を考え、第一歩を実行する。

 

◾️伊達男たちの安全眼鏡

化学工場では、作業中の安全眼鏡の着用が義務付けられていたが、着用率ははかばかしくなく、何度も対策のための会議が開かれていた。労働者たちが皆、安全眼鏡をかけて作業している様子を思い浮かべた。理想の光景のはずだが、なぜかしっくりこない。幹部たちは、労働者たちの意見を入れ、ミラーシェードタイプの新しい安全眼鏡を開発した。労働者たちは進んでこの安全眼鏡をかけるようになった。

 

★奇跡の質問と解決志向アプローチの誕生

「目覚めたときには問題がすでに解決したとすると、何によって奇跡が起きたことを知るでしょうか?」人の注意という認知資源を、未来に振り向けることで、解決を構築する足がかりとする質問はこうして誕生した。

 


28◆推論の梯子 ~正気に戻るためのメタファー

 

●固まったものの見方をリセットする。

●思考や認識の前提を見直す

 

①推論の梯子の上にいることを知る。

②梯子を下りる。

③梯子を上がりなおし、思考や認識の前提を見直す。

 

◾️プレゼンでの失敗を検証する

プレゼンの後、予想外の質問を投げかけられ、立ち往生してしまった。

ビデオカメラで撮影できるような事実のレベルまで戻り、一つひとつ自分がどんな梯子を上がっていったのかを確認する。

 

★誰もが推論の梯子の上にいる

ヒトは、事実そのものよりもむしろ、事実に付与された意味に反応する生き物である。とりわけ困難な状況に陥ると、我を失うと同時に、意味づけられていることを忘れ、自分は今動かしがたい現実に直面していると信じて疑わなくなる。

 


29◆リフレーミング ~事実を変えずに意味を変える

 

●ものの見方を変えることで行動や状況を変える。

●認知を巻き込む悪循環を抜け出す。

 

①解決したい問題を選ぶ。

②問題となっている状況を支える認識を固定する。

③認識の枠組み(フレーム)を変更してみる。

④問題状況やそれを生み出す悪循環を構成する、自分や他人の行動や状況を定義し直してみる。

⑤必要なだけ(しっくりくるもの、改善につながりそうなものが見つかるまで)②と③を繰り返す。

 

◾️トムソーヤのペンキ塗り

<罰としての仕事>であったペンキ塗りを、<譲りたくないくらい楽しい行為>としてリフレーミングし、友人にペンキ塗りを代わってもらった上に代金まで受け取った。

◾️暴徒を撃たずに解決

パリの広場を占拠した暴徒に「市民の皆さんに銃弾が当たるため鎮圧できません。市民の皆さんは広場を出てください」と伝え、暴徒全員が広場から自主的に出た。

 

★優れたアイディアはリフレーミングをもたらす

真に新しいアイディアは、これまでとは異なるものの見方を引き出すことで、これまで見過ごしてきた側面に気づかせたり、軽視していた側面の重大さに注意をむけさせる。こうして行動のレパートリーが広がり、異なる行動が生起することで、これまで悪循環を形成していたループが切り替わる。我々はそれを解決と呼ぶのである。

 


30◆問題への相談 ~問題と人格を切り離す

 

●問題解決が個人攻撃に陥っているとき

●問題に取り込まれ何をすればいいかわからないとき

 

①問題を擬人化し、問題に苦しめられる当事者を<主人公>と呼んで、仮想インタビューを行う。

②擬人化した問題に対して仮装インタビューを行う。

③次に主人公にインタビューする。

 

◾️2年間自分の部屋に引きこもった本人がこの技法を使った例

引きこもりという問題を「こもらせ様」、自分を「巌窟王」とネーミングし、インタビューの末に解決法を編み出した。

 

★個人攻撃の罠

努力が自己否定につながりさらなる努力を要求するループに入り込むと、

自分を責め苛むことが続き、問題に巻き込まれた当人の精神状態まで悪化させかねない。外在化の技法は、こうした個人攻撃の罠から関係者を救い出そうとするものである。

 


33◆スケーリング・クエスチョン ~蟻の一穴をあける点数化の質問

 

●現状や進捗状況を把握する。

●具体的目標を見出し、次のアクションを生む。

●良い例外・前向きの変化を捉える。

 

①今の状態や不都合の状況を点数化する。

②点数の理由を考える。

③点数が少し上がった場合を考える。

④②や③で見つけた改善策の実行後に、あるいは時間を経て、再度①の点数化をやってみる。

 

◾️学校へ行かない子供のケース

今の家族の状況を40点と採点した両親に、0点ではない理由を尋ねると、

学校へ行けないのは大問題だが、親が不在の間に子供が家の手伝いをするようになったからという。(学校へ行く=50点ではなく)あと10点点数を上げるためには、お母さんがいても手伝いをすること。

 

★極端に走る感情と認知

我々の認知は、感情につかまると最高か最悪かのいずれか極端に触れやすい。困難な状況に置かれ、解決すべき問題に直面している人の多くは、「とにかく何もかもうまくいかないんだ!」という心持ちに襲われるが、これは問題解決において障害となる。

 

★未来志向で目標を拾い上げる

抜本的な改革や根本的な解決といったビッグワードがしばしば抽象的なアイディアに向かいがちなのに対して、わずかな違いと、それを生み出す行動は、具体的であることが多い。小さな違いを生み出す行動は、小さな行動である。だからこそ、力弱き人にも、実施可能であることが多い。

 


36◆ピレネーの地図 ~間違ったプランでもないよりマシ

 

●プランを立てることが難しいとき。

●集団で意思決定をしなければしなければならないとき。

 

①解決したい問題のためにつくられたわけではない別の計画を一つ選ぶ。

②別の計画を問題解決に取り組む。

③別の計画を実施する中で不都合が出てきたら(当然出てくる)、どんどん計画を変更して実施する。

 

◾️アルプスで起きた遭難 

アルプスで遭難し、もうこれで終わりかと思った時、隊員の1人がポケットに地図を見つけ無事に生還。しかしその地図はアルプスではなくピレネー山脈の地図でした。

 

★度し難いヒトの気つけ薬

彼らは、その地図を正しい地図と誤認したがゆえに、冷静さをなんとか取り戻し、わずかな希望さえ抱くことができ、地図と現実のギャップをなんとかすることに、集団の認知資源を集中できた。たとえば、組織の中で繰り返し生まれ提唱される、抽象的過ぎてさまざまな解釈の余地を残すビジョンやスローガンは、一種の<ピレネーの地図>なのだ。

 


37◆症状処方 ~問題をもって問題を制する

 

●解決の努力が問題を生み出す悪循環の一部になっているとき。

●意識的努力が余計に問題を悪化させている時。

 

○取り除きたい問題(症状)を、あえて促す(より大げさに/スケジュールを決めて/意識的に行う、もっと続ける)。

 

◾️震えを止める

震えを止めたい時、手を激しく震わせてと指示する。手を震わせるのを辞めると、震えは止まっている。

 

◾️ギャンブルで食べていけ

ギャンブルがやめられない息子に、ギャンブルの道を極め、それで生計を立てるよう指示し、さらに両親は息子からギャンブルの手ほどきをうけるよう指示。すると息子の方が先に音を上げた。

 

★失敗を計画する

意図的に失敗に触れることで、そしてその不安や恐怖を味わうことで、ついには不安や恐怖はなんとか耐えられる程度には小さくなる。このことが、不安や恐怖にとらわれることから、人を解放する。

 


以上の紹介内容は、すべて下記より引用しています。

【参考】

『問題解決大全』
〜ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール〜
著者:読書猿
出版社:フォレスト出版
発売日:2017年11月19日第一版

 

画像については、書籍の内容を参考に作成したものです。それ以外の追加情報については、参照元を個別に記載します。



以下の紹介内容は、すべて下記より引用しています。

【参考】

『アイデア大全』
〜創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール〜
著者:読書猿
出版社:フォレスト出版
発売日: 2017年1月22日第一版

 

画像については、書籍の内容を参考に作成したものです。それ以外の追加情報については、参照元を個別に記載します。



05◆ノンストップ・ライティング 〜反省的思考を置き去りにする

 

●アイディアを生む際の不安を取り除く

●頭の中にある形になっていない考えを取り出す

 

①書く準備をしてタイマーで15分間にセットする

②タイマーが鳴るまでなんでもいいからとにかく書き続ける。

③怖い考えやヤバい考えに突き当たったら(高い確率でそうなる)、「ようやくおいでなすった」と思って、すぐに飛びつく。

 

◾️人類学者レヴィ・ストロース

「書きなぐることから始めるのは、自分が何を言いたかったのかを見つけるためである」

 

★最強の批判者を倒し、役立つ思考を奪い取る

「仮想の読み手」の中核をなす反省的思考は、認知的リソースを消耗するから、それほど素早くは反応できない。そこで、際限なく書き続けることで「仮想の読み手」をオーバーフローさせるのである。

 


14◆なぜなぜ分析 〜トヨタ生産方式を産んだ「カイゼン」由来の思考ツール

 

●トラブルの質と原因をつかいみたとき。

●根本的な改良を追求するとき。

 

○一つの出来事・限界について「それはなぜか?」と自問自答することを5回繰り返す。

 

◾️動かなくなった機械の問題点と解決策を導く

5回の「なぜ」を繰り返すことによって、濾過器(ストレーナー)を取り付けるという根本的対策を発見できた。

1〜2回の「なぜ」で止めてしまうと、対策はヒューズやポンプの軸の取り替えに留まってしまい、数ヶ月後に同じトラブルが再発することになる。

 

★より深い原因は、より広い範囲に影響

なぜなぜ分析は視野の拡大をも要求しているのだ。多くの問題分析が複雑な問題を単純な部分に分解していくにに対して、「なぜなぜ分析」は、シンプルな分析でありながら、全体は部分の総和以上のものであるというシステム分析の側面を併せ持っている。

 


19◆問題逆転 〜発想の狭さを自覚させる簡易ゲージ

 

●発想の前提と枠組みを壊す。

●新たな視点で問題を捉えなおす。

 

①問題や課題や既存のアイディアを言葉で表現する。

②言葉にした問題の一部を否定形や対義語に置き換えて<逆転>する。

③裏返した問題についての<逆転解決策>を考える。

④<逆転解決策がいくつか出せたら、(一部変更して)元の問題に使えないか考える。

⑤④でできた解決策が使えるかどうか確かめる。

 

◾️発想を逆転すると可能性がひろがる。

・ボールペンのインクは消えてはいけないものだった→インクが消せるボールペンが生まれた

・スニーカーは歩きやすいことが鉄則だった→ソールを不安定にしたスニーカーが生まれた

 

★失敗を人口的につくるメリット

問題逆転の手法のメリットは、シンプルで実施が容易なわりに、発想の枠を変え、これまで検討してこなかった可能性を探らせる効果が大きいところである。

 

★あえて失敗を見ることで、発想の幅が広がる

問題を裏返し、逆を考えてみることで、我々は自分の発想の狭さを知ることができる。

 


20◆ルビッチならどうする? 〜偉大な先人の思考と人生を我が物にするマジックフレーズ

 

●行き詰まりを脱する

●私淑により自分を高める

 

○これといった人物を1人定めておき、行き詰まったとき「彼/彼女なら、どうするだろうか?」と考えて見る。

 

◾️映画監督ビリー・ワイルダーの発想術

ビリー・ワイルダーは、次の言葉を自分のオフィスの壁に掲げていた。「ルビッチならどうする?」ワイルダーは絶えずこれを仰ぎ見て、自らの師であった名匠エルンスト・ルビッチ監督だったら、この映画をどう撮るだろうかと、思いを巡らせ、インスピレーションを得た。

 

◇孟子による「孔子ならどうする?」

自らが会ったこともない孔子に教導されることができると示すことで、子弟という直接的関係を離れ、人の生の及ぶ丈を超えて、教えを受ける/教えが広がる可能性が開けた。

 


21◆ディズニーの3つの部屋 〜夢想家ミッキー・実務家ドレイク・批評家ドナルドダックで夢想を成功に結びつける

 

●発想と具体化と評価の作業を切り分ける。

●自己批判を封じ込め、発想の枠を取り外す

 

①紙を1枚用意して、縦線を2本引いて3列に分ける。

②左の欄の一番上に「夢想家」、真ん中の欄の一番上に「実務家」、右の欄の一番上に「批評家」と書き、それぞれの欄ごとに以下の立場から意見を書いていく。

③まず「夢想家」の欄から始める。(何をすべきか?)

④次に「実務家」の欄を書いていく。(どのようにすべきか?)

⑤最後に「批評家」の欄を書いていく。(なぜすべきでないか?)

 

◾️ディズニーは3者(夢想家・実務家・批評家)思考のために、わざわざ会議室を分けていたと言われる。会議室を分けることができない/そこまでの必要がない我々は、せめて紙上で切り分け、3つの自我状態を引っ張り出そう。

 

◇荒ぶるディズニーの3つの人格

夢想家・実務家・批評家はすべて、デイズニーの中に同居していた。

悪いことにミーティングのたびにディズニーからそのうちのどれが飛び出すか予想もつかず、ディズニーと仕事したスタッフは、とりとめのない夢想家や容赦ない批評家の出現に苦しめられた。どちらかといえばネガティブなこのエピソードをタネに、精神言語プログラミングの共同開発者の1人ロバート・ディルツが鋳造したのが

夢想家・実務家・批評家のメソッドである。


22◆バーチャル賢人会議 〜発想法の源流にまで遡る、方法としての私淑

 

●複数の私淑により自分を高める

●異なる視点を発想に導入する。

 

①取り組むべき問題かテーマを選ぶ

②目下の問題/テーマにふさわしい賢者を複数人、世界的な第一人者から、あるいは歴史的偉人から選ぶ。

③選んだ賢者たちの脳内において<賢人会議>を開催する。

彼らはあなただけのブレーンであり、司会進行はあなたに任されている。

 

◾️プラトンの対話篇

対話形式を用いた著述の白眉と言うべきプラトンの著作は、実在する人物が実名で(時には架空の人物も)登場し、それぞれの思考スタイルをぶつけ合いながら、あのどこまでも執拗に問い返すソクラテスと言葉の格闘を行う。

 

◇師はこうしてつくる

もしもよく知る賢者がいないなら、こんなふうにして師をつくることができる。

その人の全集や著作集を揃え、伝記や自伝を読み込んで年譜や文献リスト(映画関係者ならフィルモグラフィー)、抜き書き集やスクラップをつくるところから始めるとよい。会うことが叶わなくとも、その人を師とすることはできる。つまり私淑である。

 


41◆ポアンカレのインキュベーション 〜すべてはここから始まった、発想法/創造性研究の源流

 

●手のつけられない難問を解決する。

●行き詰まった観点やアプローチから発想法を解放する。

 

①まず意識的かつ集中的に問題に取り組む

②その後、しばらく問題から離れる(別の活動を行う、休息する、散歩に出る等)。

③休息中や他の活動中にひらめきが訪れる。

④得られたひらめきについて、再び意識的かつ集中的に取り組む(検証する)。

 

◾️ポアンカレのフックス関数論文

ミルク抜きのコーヒーを飲んだせいか寝付けずにいた、地質調査旅行に出発した、

成果が上がらぬことに嫌気が差し、気晴らしに海岸へ出かけた・・・

など、しばらく問題から離れるたびに、ひらめきが訪れた。

 

◇創造性研究のはじまり

ポアンカレは数学者の思考、それも証明すべき何かを数学者(ポアンカレ自身)が発見するプロセスを詳細に記述し、

数学的思考の研究のみならず、創造性研究の始まりを刻んだ。

 

◇天啓は無意識からではなく、固着からの解放で生まれる

「意識的に問題に取り組んだ後、そしてしばらく問題から離れた後に訪れる天啓こそが重要であること」「この天啓が得られるのは、意識が問題から離れた後も無意識が続いて問題に取り組み続け、結果を返してくると考えるしかないこと」「うまくいかないアプローチや観点への固着から離脱すること」「休息によって認知資源が解放され、認知能力が回復すること」

 


以上の紹介内容は、すべて下記より引用しています。

【参考】

『アイデア大全』
〜創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール〜
著者:読書猿
出版社:フォレスト出版
発売日: 2017年1月22日第一版

 

画像については、書籍の内容を参考に作成したものです。それ以外の追加情報については、参照元を個別に記載します。



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