二人の衝突を道にする【自己変容の道2】
二人の衝突を道にする【自己変容の道2】

二人の衝突を道にする

 

二人の衝突を道にするプロセス『男女のスピリチュアルな旅』より紹介しています。

 


以下の紹介内容は、すべて下記より引用しています。

【参考】

『男女のスピリチュアルな旅』

魂を育てる愛のパートナーシップ

ジョン・ウェルウッド/著

島田啓介/訳

日本教文社/出版

 

画像は無料写真素材より作成。見出しは内容に応じて作成。それ以外の追加情報については参照元を個別に記載します。

 



◆自分自身の内側を見る

 

二人の衝突を「道」にしていくための第一ステップは、まずお互いが、意識の焦点を二人のいさかいに向けるのをやめ、その原因を自分自身の中に探っていくことである。二人の争いがどんなに深刻なものでも、それは私たちに、それまで見るのを避け続けてきた(思いやりと癒しを必要とする)心の中の傷を、はっきり示してくれる。そうした傷の中心にあるのは、私たちの内にある根本的な欲求にまつわる拘束や葛藤なのだ。

 


◆根本的な欲求

 

人を愛したい、本当の自分になりたいという「根本的な欲求」は、私たちの存在そのものから、そして自分の可能性をすべて開花させて生きたいという基本的な願いからきている。二人が最悪の状態に落ち込んでも、相手への投影や自己防衛の底には、自分では気づいていなかったり歪んだ形で出てきてしまっているような、この根本的な欲求がある。

 


◆心の中の批評家や傷ついた子供

 

本当に望んでいることを、歪んだ形でしか伝えられない原因となっているのは、自分の中の批評家や、心のなかの傷を負った子供の存在である。この内なる批評家は私たちを責め、内面の欲求を「恥」や「罪」として感じさせる。そして心のなかの傷ついた子供は、私たちを脅迫的で自己破壊的な行動へと走らせる。

 


◆悪循環を断ち切る

 

この悪循環を断ち切るには、率直で成熟した関係を育てることで自己の力を取り戻し、心のなかの批評家や傷ついた子供に主導権を取らせないことである。そうすれば、それらのために言い訳や反発をする必要もなくなるし、「こうしたい」とか「こう思う」というように、相手に本音をはっきりと簡潔な言葉で表せるようにもなる。その方がお互いのやりとりはスムーズになり、相手からもいい反応が返ってくるようになる。

 


◆本当の欲求に光をあてる

 

相手とぶつかり合ったとき、私たちはその下に隠れたお互いの本当の欲求がわからなくなり、それらを自分の目から隠してしまうことがよくある。しかし、そうした衝突が心に引き起こす痛みや恐れに注目すれば、自分の本当の欲求に光をあてることができる。

 


◆傷の中心にある本来の純粋な欲求

 

痛みのすぐそばに「腰をおろし」、心を開いてやさしく耳を傾ければ、恐れのもとになっていた子供の頃の傷に触れられる。この傷の中心に、自分本来の純粋な欲求がある。それは、これまでずっと見ることも表現することもできずに、葛藤を作り出していた思いなのだ。

 


◆本来の欲求を暖かく迎える場所

 

相手との関係のなかでこの自分本来の欲求が現れてきたとき、私たちは、心を閉ざしたり怒りをぶつけたりして、かたくなな態度をとってしまいがちだ。しかし、この欲求を温かく迎える場所を心のどこかに作ってやれば、そのなかには、人間本来の知慧があるのがわかってくる。そして自分の欲求に信頼を寄せて、それを素直に表現できるようになるのである。

 


◆内なる批評家の物語を断ち切る

 

傷ついた自分の心を通じて、自己の力を取り戻すための第一歩を踏み出すにはまず、傷の中心とそこに隠された本当の欲求から私たちの注意をそらそうとする、内なる批評家が作り出す「物語」を断ち切ることだ。

 


◆正反対のペアになった欲求

 

人間の欲求というものは、正反対のものがペアになって出てくることがよくある。「一人になりたい」+「一緒にいたい」、「問題を話し合いたい」+「問題から逃げ出したい」、「気ままでいたい」+「まじめに取り組みたい」などのように。

 


◆ペアになった欲求を認め大切にする

 

自分が嫌っていた心のなかのこうした欲求と強く結びつけば、争いのなかでパートナーが互いに表現し合うペアになった欲求を認め、大切にしているようになる。そうすればお互いの両極に引き裂かれた態度も、変わっていくはずだ。

 


◆両極のバランスをとるための癒し

 

お互いの関係そのものに関わってくる、もっとも根本的な問題で二人がぶつかっているときは特に、距離と一体性という両極のバランスをとるために、こうした癒しの取り組みが欠かせない。

 


◆両方の欲求を自分に認める

 

私たちはみな、孤独や自由を味わい、自分だけの場所が欲しいと思うこともあれば、相手と一緒にいたいと望むこともある。これらの両方を自分に認めてやらなければ、子供の頃から続くドラマを解決し、健康的な関係を育て、統合された本来の自分になり切ることはできない。

 


◆パートナーと自分の両方に正直でいる

 

それでも、パートナーと暮らしながら自分に対してもつねに正直でいようとすることは、困難な課題である。二人の心が一生を通じて調和したままでいることは、ある意味では不可能だ。二人はお互いに独立した人間であり、それぞれの経験や気質や好み、リズムや生き方を持っている。だから何の障害もなく、自然に一心同体になってしまうことなどありえない。

 


◆根本的には孤独で自由

 

とくに、「私たち」というアイデンティティーをでっちあげて安心しようなどと考えたら、そんな状態に溺れてしまい、心が貧しくなるだけだ。そして、自己の内にある深く静かなエネルギーの源や、恋愛関係の外にある日常の体験のなかに頻繁に現れる、なにげない真実を見過ごしてしまうだろう。たとえどんなに強く結びついていたとしても、私たちのなかのある部分はいつでも根本的には孤独であり、荒々しく、自由なのである。

 


◆関係にのめりこんで事実を受け入れないと

 

もしも私たちが、相手との関係にのめりこんでこうした事実を受け入れないなら、二人の関係そのものも深みを失い、歪んでいく。それは現実から離れた態度なのだから。

 


◆つながりたい欲求を否定すると

 

また逆に、相手とつながりたいという欲求を否定したり、押さえつけたりすれば、こんどは人としての本性を歪めてしまうことになる。完全に他者から独立した個人などというものはない。関係の広がりの大きな網(ネットワーク)が、私たちと他者を、そして最終的には宇宙全体と結びつけているのだから。

 


◆他人との温かいつながり

 

愛は私たちの心を温め、人生を受け入れさせてくれる。本当の自分自身になるためには、他人とも温かいつながりを持たなくてはならない。

 


◆孤独と結びつきを自由に行き来できる

 

歳月から月が欠けはじめるように、また、満ち潮の頂点から引き潮がはじまるように、強く結びついたあとにそれぞれの孤独へと戻っていくのは、カップルにとって自然なことだ。だから、一番遠ざかっているときに、今度は結びつきへ向けての欲求が生まれてくるのである。自然な関係を持てば、お互いがこの二つの極の間を自由に行ったり来たりすることができるようになる。

 


◆個人の場所が持てて初めて親しさが生まれる

 

これは、恋愛以外の人間関係についても大切な発見となるだろう。ふつうは、相手との関係を持ちながら自分の場所を確保するというのは、親しさとは正反対のことだと思われがちだ。しかし、本当はその逆なのだ。個人の場所が持てて初めて、親しさが生まれてくるのである。そして二人は、改めて新鮮な気持ちで出会い直し、触れ合うことができる。

 


◆官能的な電流の流れ方

 

カップルの官能的な結びつきを流れる電流も、お互いがしっかり結びついているときよりは、むしろそれぞれがはっきりと二つの極—男と女として相対していると感じるとき、一番なめらかに流れ出す。

 


◆衝突はバランスをとるために役立つ

 

パートナーのどちらか一方が、関係のゴールは二人が結びつくか別れるかのどちらかしかないと考えたら、もう一方のパートナーは(無意識にかもしれないが)それによって生じるアンバランスをなんとか修正しようとして、衝突が起きる。しかし、この衝突そのものが、相反する部分どうしのバランスをとるために役立つのだとわかれば、それも好ましいものとなる。それは、ケンカというより、ダンスの練習をしているようなものだ。

 


◆関係の障害は「道」の一部として生かせる

 

こうして私たちは、相手との関係が進むなかで出会うどんな障害についても、それを「道」の一部として生かしていけるようになる。パートナーとのいさかいも、自分には欠けている大切な部分を確かめ、それとつながっていけるように助けるものとなる。そして、この欠けた部分と和解できれば、自分の力と可能性は大きくなっていく。

 


◆愛が素直に流れるようになる

 

私たちは満たされ、やわらかくなり、広がっていく。そして愛は、何の障害もなく、素直に流れていくようになるのである。

 


以上の紹介内容は、すべて下記より引用しています。

【参考】

『男女のスピリチュアルな旅』

魂を育てる愛のパートナーシップ

ジョン・ウェルウッド/著

島田啓介/訳

日本教文社/出版

 

画像は無料写真素材より作成。見出しは内容に応じて作成。それ以外の追加情報については参照元を個別に記載します。

 



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