結びつき方のレベル〜天地のバランス【自己変容の道2】
結びつき方のレベル〜天地のバランス【自己変容の道2】

結びつき方のレベル〜天地のバランス

 

「天」と「地」のバランスがとれた結びつきについて『男女のスピリチュアルな旅』より紹介しています。

 


以下の紹介内容は、すべて下記より引用しています。

【参考】

『男女のスピリチュアルな旅』

魂を育てる愛のパートナーシップ

ジョン・ウェルウッド/著

島田啓介/訳

日本教文社/出版

 

画像は無料写真素材より作成。見出しは内容に応じて作成。それ以外の追加情報については参照元を個別に記載します。

 



◆原初的な一体感

 

パートナーとの結びつきのもっとも根本的な形は、幼少期に満たされなかった感情的な満足を得るための「一体感」への欲求からくるものである。出会ったばかりのカップルはふつう、しばらくの間この一体感を味わい続ける。そんなときには他の用事や友達づきあいをさしおいても、自由な時間のほとんどを一緒に過ごすものだ。この段階で感情の絆はゆるぎないものになる。

 

しかし一体感がすべてになってしまったり、その期間が長すぎたりすると、二人の関係は息苦しいものになり、男と女というより、むしろ親子のような関係になる。それがお互いの会話や行動を抑制し、抜けられない泥沼となってしまうのだ。

 


◆友愛関係

 

この原初的な一体感への欲求の一段階上に、「友愛関係」がある。これも基本的な欲求だが、どちらかというとこちらの方が洗練された形をとる。先のレベルではペットと一緒にいるのと同じように、相手の肉体が近くにあって、ベッドをともにしたり一緒に暮らすことで満足している。

 

しかしさらに二人の関係が洗練されてくると、私たちの心の中にいる「内なる子供」は、共に笑ったり遊んだりする相手を欲しがり、また「内なる大人」は、料理をしたり娯楽や教養のための行動をともにしたいと願うようになる。こうした「友愛関係」も男女関係の一部であり、これだけで満ち足りてしまう人たちも多い。

 


◆男女の共同体

 

さらに一歩進むと、二人はたんに近くにいることや一緒に何かをすることに止まらず、興味や目的、価値観を共有できるようになる。男女がとも共有し合える世界を創っていくこのレベルは、「男女の共同体」と呼ぶことができる。友愛関係と同じように、共同体も男女の具体的な”地上の”関係の一つである。

 


◆内面の交流

 

そして二人の価値観や興味を超えたところにあるのが、「内面の交流」のレベルだ。ここではお互いの内面にある要素—思い、展望、体験や感じ方がやりとりされる。よい交流関係を作っていくには、前の二つのレベルより多くの努力が必要になる。

 

お互いに誠実になりつつも、自分の心をさらけ出すという勇気がいるし、前にみたように、お互いにとっての真実の違いがぶつかり合うことでできる障害を乗り越える意志も必要になってくるからだ。しかし二人の日常の関係を健全なものにしていくためには、内面の交流関係を築いていくことは欠かせない要素になる。

 


◆霊的な交わり

 

この交流がさらに進むと、それは「霊的交わり」になる。ここでは、二人は、それぞれの思いや気持ちの共有をも超えて、相手の存在を深く理解するようになる。この交流は、沈黙のうちに行われることが多い。相手とまなざしを交わすとき、セックスのとき、森を歩きながら、音楽を聴きながら……。

 

自我のレベルよりはるかに深い存在の根底から、それは突然やってきて私たちの心をゆさぶり、目を開かせる。そして私たちは本来の自分を取り戻し、同時にパートナーとも深く結ばれるのである。

 

こうした交流は、めったに起こらない衝撃的な体験だ。それだけに、それが訪れたときには、けっして取り逃すことはない。二人は内面の交流にも務めるだろうが、この霊的な交流は人の意志をも超えて、自ずと深まってゆく。結愛や共同体という形以上に、内面の交流やこの霊的交流は、深く精妙な、心やハートのレベルでの結びつきなのだ。

 


◆結合への願い

 

そして、この霊的交流が深まれば深まるほど、相手との分離を完全に克服したいという願いがわいてくる。つまり、愛するパートナーとの完全な「結合」を果たしたいと思うようになるのだ。これも人間の根源的な欲求から生まれてくるものだが、それはむしろ、神聖なるもの、唯一なるもの、永遠なるものに向かうのである。

 

相手との関係に執着すると、どうしてもそこには問題が生じてくる。人としてのスピリチュアルな自己実現をそうした狭い関係のなかに閉じこめてしまうと、非現実的な理想化や誇大妄想がはじまり、中毒的な状態に巻きこまれ、ついにはいのちを失うことになりかねない。

 

「結合」への願いを実現するためのもっとも良い方法は、瞑想などを通じて精神的・霊的な修養を積むことである。そして人生のあらゆる場面において、外界や他者と対立するような心から自由になる方法を学ぶことだ。二人の関係自体もまた、この魂の解放をめざす修養の助けにはなるだろうが、それにまったくとってかわることはできない。

 


◆天地のバランス

 

今まで述べてきたうちの、どのレベルのつながり方に実際に重点があるかは、カップルによって異なる。友愛で結びつき、共通の趣味を持ちながらも、内面のやりとりや霊的な交流が不足しているカップル。または霊的交流の機会を持ちながらも、原初的なレベルでのつながり方が強いカップル。

 

あるいは深い魂の交流がありながら、共同体や友愛のレベルといった”地上的”な結びつきが弱い男女もいる。こうした二人が現実に生活を営むのには、困難がともなう。霊的な交流の興奮が冷めてきても、よりシンプルな結びつきという避難所にもどれないからである。

 

「天」と「地」のバランスがとれた一番よい結びつきとは、存在どうしが深くまじわりつつ、内面のやりとりもできていて、共通の興味や価値観を持ちながら、相手がそこにいるだけでも充分満足できるというものである。

 

そして性的な力は、これらのどのレベルでも働いている。肉体的な一体感、友愛関係、男女の共同体、内面の交流の形として、そしてさらに深い結びつきの形として。

 


以上の紹介内容は、すべて下記より引用しています。

【参考】

『男女のスピリチュアルな旅』

魂を育てる愛のパートナーシップ

ジョン・ウェルウッド/著

島田啓介/訳

日本教文社/出版

 

画像は無料写真素材より作成。見出しは内容に応じて作成。それ以外の追加情報については参照元を個別に記載します。

 



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