クリスマスが近づいく冬のこの時期、楽しいクリスマスソングではなく、静かな祈りの歌が聴きたいと思うことがあります。
そんな時にいつも聴いているのは「アメイジング・グレイス」です。
アメイジング・グレイス(英語:Amazing Grace, 和訳例:すばらしき恩寵)を作詞したのは、1725年イギリスに生まれたジョン・ニュートン。
敬虔なクリスチャンである母親を7歳で亡くし、成長してからは「奴隷貿易」に手を染め巨万の富を得るようになったそうです。
1748年、嵐の日に初めて心から神に祈り難を逃れたジョンは、この日を第二の誕生日と決め、奴隷への待遇を飛躍的に向上させました。
1755年、ジョンは病気を理由に船を降り、勉学と多額の寄付を重ねて牧師となったそうです。そして1772年「アメイジング・グレイス」を作詞。
この曲には、黒人奴隷貿易に関わったことに対する深い悔恨と、それにも関わらず赦しを与えた神の愛に対する感謝が込められているといわれています。
その後、黒人奴隷たちに「救いの歌」として歌い継がれることになった「アメイジング・グレイス」。彼らはこの歌を歌いながら変わらない現実を耐え抜いたようです。さらなる歴史を経て、多くの人々の願いと努力の結果、奴隷貿易は次々と廃止されていきました。そして今「アメイジング・グレイス」は世界中で沢山の人々に歌い継がれています。
何も変わらないと希望を失いそうになる時、多くの人々の悲しみや痛みを感じるとき、静かな祈りを曲を聴きながら、いつか大きく変化している未来を願っています。

今日のミニブログにおまけです。
マンションのエントランスに飾られたクリスマスツリー。
外出から帰宅すると、ツリーの下でなぜか寝てるプーさんにホッとします。
色々な願いが届きますように・・・。
今日もよい夜を♪
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