◆長女とのバトル
最初にしっかり褒めておきますが、長女は人柄にも定評があり、友達のお母さん達からは大絶賛されています。
・・・しかし、これは外での話・・・
家では何もしない「ずぼらまんじゅう」と呼ばれるダラシナイ不機嫌な長女。詳しくは書けませんが、小5の次女からも「5歳児か」と呆れられお世話される日々。ですから長女の評判が良ければ良いほど、家族はいつも「いや〜・・・」とお茶を濁し、時には真実を暴露して長女に怒られ・・・の繰り返し。
そんな長女の行く末を案じる私は、身の回りの世話や家事の大切さを説明するのですが、高校生にありがちなキレキャラで応戦する長女。先日も、いつものように朝からのバトルが、登校してからのLINEに続き、二人で「絶対折れるものか!」とメッセージを送り合っていたのです。
そんなLINEのやりとりの中で、何気なく私が送った、
「家事は全て家族への思いやりから成り立っているんだよ」という言葉。
この言葉から、突然、長女の態度が一変しました。何か腑に落ちたらしいのです。
以下は長女に伝えた内容です。
◆家事は思いやり
「家事は全て家族への思いやりから成り立っているんだよ」
家族への思いやりは、結婚して生まれるものではなく、生家で育てていくものなんだよ。伝統的に。思いやりを形にする方法を学ぶの。思いやり深い妻や母になりたいなら、今から家族への思いやりを形にする方法を学びなさい。
それは、日々の生活全てなんだよ。
●洗面台は次に使う人が気持ちよく使えるように。
●洗濯は家族が日々新しい気持ちで過ごせるように。
●洗濯物の引出しは気持ちよく取り出しやすいように。
●テーブルの上は家族がスッキリ心地よく集えるように。
●椅子の片付けは家族が通りやすく気の流れが良くなるように。
●部屋は居心地よく家中の気の流れが良くなるように。
●食事の準備は家族で楽しい夕食時間を過ごすため。
●洗い物は台所の気の流れがよくなるように、感謝と共に。
●食事は家族が幸せな時間を共に過ごし元気に過ごせるように。
●掃除は家中の気の流れを良く家庭内に幸運が舞い込むように。
●植物の世話は癒しに感謝し植物と共に幸せに暮らせるように。
家事は全て思いやりで成り立っている。その思いやりが家族を幸せにするんだよ。
外では落ち着かず、我が家に帰るとホッとするっていうのは、そういう思いやりを感じているからだよ。
どんなに素敵な家でも、思いやりの家事をする人がいなければ、寂しく暗い建物になるのです。
最後に一番大切なこと。
家事は家族への思いやりを形に現したもの。その家族には自分自身も含まれている。つまり出発点は、自分自身への思いやりなんだよ。
◆大切なのはどれだけ愛を注いでいるか
「家事は思いやり」と言っても、家事を完璧にとか、お洒落で美しい生活をとか、手抜きは駄目とか、そういう話ではありません。
長女に伝えたかったのは「小さな家事も思いやりをこめて…」という話なのです。
マザー・テレサは次のように伝えています。
『大切なのは、私たちがどれだけの行動をするのではなく、それをするのに、どれだけ愛を注いでいるかです。大切なのは、私たちがどれだけ与えるのではなく、それを与えることに、どれだけ愛を注いでいるかです。』(マザーテレサの言葉)
家事には、自分自身も含めて相手のいることです。その相手を思いやりながら家事をするのと、腹を立てながら嫌々するのとでは、結果に大きな違いがあるんだよ、と長女に伝えようとしていました。
◆長女の態度が変化し始めた
これらのことを長女に伝えているうちに、「身の周りのことや家事をしてほしい」というよりは、「家事は思いやり」ということを伝えたかったのだということに気づきました。
たぶんそれまでの長女にとって、身の周りのことや家事は、宿題のように「やらなければならないこと」「面倒だけど仕方ないこと」だったようです。しかも「必要を感じなかった」そうです。だから長女の態度はいつも不愉快で家族をゲンナリさせるものでした。
けれど、「家事は思いやり」ということに深く納得した長女は、その日から、身の周りのことや家事手伝いに「思いやり」をこめるようになりました。そして「その方がずっと気持ちいい」と言うまでになったのです。更に、大変ご機嫌に過ごすようになりました。おそらく家族のための「思いやり」が自分自身にも感じられるようになったのでしょう。
「家事は思いやり」の恩恵を一番受けとるのは、家事をする本人なのですね。「家事は思いやり」と心から納得できれば、すぐにはできなくても、一生のうちにだんだん形になり、幸せな日常生活につながるだろうと思います。
◆「次にキリストが眠ると思ってベッドを整えなさい」
「家事は思いやり」と伝えた時、私が小学校6年生の時に、母から教えられたある言葉を思い出しました。
「次にキリストが眠ると思ってベッドを整えなさい」
これは、母がノートルダム清心の寄宿舎時代にシスターから教えられた言葉だそうです。
小6の私にとって、この言葉はあまりにも衝撃的で、これ以降、身の周りのことや家事手伝いの全てを心をこめて行なうようになりました。
◆生活の全てに愛と光をこめる
HPのプロフィールにも書いていますが、私は幼児洗礼のクリスチャンで、仏教の幼稚園に通っていた幼い頃から「普通に生活する人々が光を生きるためには」というテーマに関心を持っていました。これは、数多くの過去生からの経験により生じたテーマです。
そんな私にとって、「次にキリストが眠ると思ってベッドを整えなさい」という母の言葉は、何かとてつもなく大切な、この言葉を聞くために母のもとに生まれてきたのではないか?と思えるような内容でした。
キリストとは歴史上のイエス・キリストですが、また人間一人一人の中に存在する神性でもあります。
つまり、そのベッドに眠る私自身や家族の中にある神性のために、ベッドを整えなさい、愛と光をこめて整えなさい、ということだと子ども心に理解したのです。
しかも、生活の全てをそのように過ごすことで、「普通に生活する人々が光を生きるためには」という幼少の頃からのテーマに答えが出たのではないか・・・と思えたのでした。
しかし、その後の人生の中で、生活の全てに思いやりや愛と光を込めること、自分や家族や周囲の人々の内なる神性に思いをこめて全てを行なうことは、とても難しく、まだまだその道半ばにいます。
毎日、相手を思っている、でもいつも思いを込められるわけではないな、不機嫌な八つ当たりはしないけど、でもウンザリする時も多いかな、そうはいっても大分思いやりは込められるようになったかな、けっして上手ではないけど・・・という所です。
◆深い思いを込めて生活を創造する母
今日は母の誕生日なのですが、その母は、生活の全てをとても大切にする人でした。母の創造する毎日は、何かとても楽しく喜びに満ちていて、思いやりに溢れていました。
実家を出て自分が生活を創るようになった時、何かが圧倒的に不足しているという空虚感を感じました。それが何なのかわからず長年探していたのですが、今になって思えば、深い思いを込めて生活を創造する母の思いやりが不足していたのです。
私は自分の人生のテーマである「普通に生活する人々が光を生きるためには」という問いに答えを出し、実現していくために、この母のもとに生まれたのだと感じています。
そんな母の誕生日である今日、母に深い感謝の気持ちを伝えたいと思います。
「お母さんがお母さんで本当によかった」心からそう思います。
今年76歳になった母ですが、まだ仕事も現役で、父と仲良く幸せに暮らしています。そして今も毎日の生活を思いやりをこめて大切に暮らしています。
◆母の思いを娘たちに受け継ぐ
そんな母から教えられた「家事は思いやり」ということを、私は娘達に受け継いでいきたいと思っています。娘達もきっと子ども達に伝えていってくれることでしょう。
そしていつか、「普通に生活する人々が光を生きる」毎日が現実化されていることを心から願っています。
今日は母の誕生日にお花とお菓子のセットを送ったのですが、手紙を付ける代わりにブログに思いを綴りました。いつものように長女が何度も繰り返し読んでくれるでしょう。母はいつも、母の思いが孫達に受け継がれていくことを喜んでくれます。この大切な思いを娘達が受け継いでいくことを、きっと喜んでくれるでしょう。
母の人生が最期の時まで、思いやりと喜びに満ちた楽しい日々であることを祈っています。
◆母の誕生日に
母の誕生日に思いやりを形にしたいと思った時、いつも思いやりをこめて商品を用意してくれる、花屋まるよしさんとブーランジェリー・アーブルさんが思い浮かびました。
花屋まるよしさんの秋色の実り多きアレンジメント、ブーランジェリー・アーブルさんのラスクとガトーショコラを母の誕生日プレゼントに送りました♪
沢山の思いやりが届きますように。。。
◆花屋まるよし
気軽でちょっとお洒落なお花屋さん。
電話やサイトからの注文で全国に配送していただけますよ♪
◇サイト:http://www.hanaya-maruyoshi.com/
◇ネットショップ:http://hana-maruyoshi.shop-pro.jp/
◇Facebook:https://www.facebook.com/hanayamaruyoshi
◇ブログ:店長と妻のブログ
◇誕生花・花言葉:誕生花・花言葉の紹介ページ
◇インタビュー記事:花屋まるよし記事WEB版
◆ブーランジェリー・アーブル
朝霞の気になる木のパン屋さん。本格派おしゃれなパン屋さんです♪
◇Facebook:https://www.facebook.com/Boulangerie-Arbre-361107897329253/
◇ブログ:http://arbre410.exblog.jp
◇インタビュー記事:アーブル記事WEB版