涵養とは

更新日:2020/02/18 公開日:2020/02/18

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涵養とは【今日の言葉】

涵養とは

 

「自然に水が沁み込むのと同じように、無理をしないで少しずつ教え養うこと」を意味する「涵養(かんよう)」について。

 



(1)「涵養する」学び方

 

「自然に水が沁み込むのと同じように、無理をしないで少しずつ教え養うこと」を意味する「涵養(かんよう)」。

 

何かを学ぶ場合、大量に高速で通り抜けることも時には必要ですが、経験や具体例を踏まえて、無理をせず少しずつ、じっくりと浸透させていくことも大切だと思います。

 

日常生活の中で日々少しずつ沁み込み続けた智慧や情報や方法は、森林土壌を通過する雨水のように人生の中で浄化されながら、広く自他に役立つ豊かな地下水のように養われていくのではないでしょうか。

 

2020年2月18日 inner-wish

 


(2)涵養(かんよう)とは(Wikipediaより)

 

一般に、自然に水が沁み込むのと同じように、無理をしないで少しずつ教え養うことを涵養と言う。

 

「涵」の字義は「ひたす(浸す)」。初出は『陳書 沈炯伝』真愚稿(1422年頃か)。用例を挙げるならば、「徳性を涵養する」「読書力を涵養する」。

 

水文学において涵養(かんよう)、または地下水涵養は、地表の水(降水を主としてほかにも、湖沼水・河川水、貯水池・雨水浸透ますなどの水、その他)が地下浸透して帯水層に水が供給されること。その供給源を涵養源、供給元となっている河川域を涵養域(英語 recharge area)という。

 

【引用】涵養(Wikipedia)

 


(3)創造性の涵養・人間性の涵養(学習指導要領より)

 

「学びに向かう力、人間性等を涵養すること。」

 

「道徳教育や体験活動,多様な表現や鑑賞の活動等を通して,豊かな心や創造性の涵養を目指した教育の充実に努めること。 」 

 

「道徳教育は,教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき,自己の生き方を考え,主体的な判断の下に行動し,自立した人間として他者と共によりよく生きるための 基盤となる道徳性を養うことを目標とすること。」

 

「道徳教育を進めるに当たっては,人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念を家庭,学校,その他社会における具体的な生活の中に生かし,豊かな心をもち,伝統と文化を尊重し,それらを育んできた我が国と郷土を愛し,個性豊かな文化の創造を図るとともに,平和で民主的な国家及び社会の形成者として,公共の精神を尊び,社会及び国家の発展に努め,他国を尊重し, 国際社会の平和と発展や環境の保全に貢献し未来を拓く主体性のある日本人の育成に資することとなるよう特に留意すること。 」  

 

【引用】小学校学習指導要領(平成29年告知) 

第1章 総則 第1 小学校教育の基本と教育課程の役割

 


(4)水源涵養機能(林野庁HPより)

 

森林の土壌が、降水を貯留し、河川へ流れ込む水の量を平準化して洪水を緩和するとともに、川の流量を安定させる機能を持っています。また、雨水が森林土壌を通過することにより、水質が浄化されます。

 

【引用】水源涵養機能(林野庁)

 


(5)水源涵養に関するSDGsへの取り組み(森林研究・整備機構)

 

奥地水源地域の水源涵養上重要な民有林保安林を対象に、森林の有する公益的機能を持続的かつ高度に発揮させることを目的として、分収造林契約方式等により多様な森林を造成・整備しています。

 

森林の造成・整備にあたっては、以下を推進しています。

* 広葉樹等の現地植生を活かした長伐期の針広混交林の造成

* 複数の樹冠層を構成する育成複層林の造成

* 公益的機能の発揮に配慮した伐採面積の縮小・分散化

 


(6)時間も手間もかかるもの(ターシャ・テューダー)

ターシャ-テューダー-時間も手間もかかるもの
ターシャ-テューダー-時間も手間もかかるもの

 

近道を探そうとしないこと。価値ある良いことはみんな、時間も手間もかかるものです。

 

【引用】ターシャ・テューダー 言葉の日めくり 写真編

●ターシャ・テューダーの言葉【役立つ言葉】

●ターシャ・テューダーの言葉【自己変容の道】

 


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