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無痛性甲状腺炎だそうです

更新日:2023/10/25 公開日:2023/01/16

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無痛性甲状腺炎だそうです【心の声】
無痛性甲状腺炎だそうです【心の声】

無痛性甲状腺炎だそうです

 

年末年始は高熱から微熱が3週間続いていました。コロナもインフルも陰性で、血液検査の結果「無痛性甲状腺炎」と判明。決め手は「動悸」です。

 

このブログでは、症状の変遷から回復までの過程を説明するとともに、更年期障害と勘違いされやすい女性に多い甲状腺疾患について、「検査の重要性」をお伝えしたいと思います。

 



無痛性甲状腺炎とわかるまで

クリスマスの翌日に発熱

 

クリスマスの翌日に37.7度、その後38度や39度の熱が出ました。かかりつけの病院でコロナとインフルの検査をしたのですが両方陰性。1週間後に熱が下がらなければ来てくださいとのことでした。

 

この時点では原因がわからず、1週間で下がるだろうと、年末年始は大人しく寝ていました。本物の「寝正月」は生まれて初めてです。私だけ年が明けていないような妙な気分でした。

 

微熱が下がらず検査

 

その後、1週間を過ぎても微熱が下がらないため、再度かかりつけの病院へ。

 

原因不明の熱が2週間続いていたのですが、「不明熱」は後年になって肺炎や腎臓炎につながる場合もあるので、しっかり検査した方がいいと言われました。

 

その時の症状は、微熱と動悸と疲労感でした。試しに手首で脈拍を測ってみると、安静時の脈拍が20上がっていました。何もしていないのにドキドキしている感じです。

 

医師から「動悸があるので甲状腺が疑わしい」と言われ、甲状腺検査を含む血液検査、胸部レントゲン、尿検査を行うことになりました。決め手は「動悸」です。

 

1週間後に健康診断があるので、その検査で代用できますか?と聞くと、普通の血液検査では、甲状腺の検査は入っていない上、結果が出るのに時間かかかるから、今検査しておいた方がいいと言われました。

 

甲状腺ホルモン異常

 

検査結果が出てみると、先生も驚く甲状腺ホルモン異常の数値でした。標準値とは桁違いの高い値で「メーターを振り切ってる」と言われました。甲状腺疾患診断フローチャートを見ながら詳しく説明をしてくださった後、「エコーも確認した方がいい」と、甲状腺の専門医院を紹介していただけることになりました。

 

無痛性甲状腺炎

 

甲状腺疾患には、バセドウ病・橋本病・亜急性甲状腺炎をはじめ、数多くの病気があります。

 

甲状腺の専門医に診断していただくと、私の場合は「無痛性甲状腺炎」とのこと。

 

無痛性甲状腺炎は、甲状腺の細胞破壊と共に血液中の甲状腺ホルモンが過剰に増加する病気です。細胞は破壊されていますが、基本的に甲状腺に痛みは生じません。【参考】無痛性甲状腺炎(メディカルノート)

 

症状は下記だそうです。

・脈が速くなる

・心臓がドキドキする

・疲れやすい

・息切れがする

・眠れなくなる

・体重が減る

 

原因は不明だそうですが、医師の話しでは、さまざまなきっかけで発症するようです。

 

出産後数ヶ月以内にかかる人も多く、風邪などのウィルス感染、強いストレス(親が亡くなる・DVを受けたなど)も原因になるとか。また、橋本病やバセドウ病の過程に発症するケースもあるそうです。

 

私は強いストレスがあったわけではないので、風邪が原因では?と言われました。それにしても甲状腺ホルモンの値が異常に高すぎるので「かなりしんどかったでしょう?」と言われました。確かに「かなりしんどかった」です。

 

治癒までの期間と注意

 

甲状腺ホルモン過剰状態が1~2か月ほど持続した後に状態は沈静化するそうですが、甲状腺ホルモン低下の方向へ傾く場合もあるので、注意が必要だそうです。

 

私の場合、すでに約1ヶ月経っているので、残り1ヶ月は安静にと言われました。「運動は?」と尋ねると、「運動は禁止です」と言われましたので、食い下がって「筋トレは?」と尋ねると「筋トレも禁止」と言われました。

 

正直、運動禁止が一番のストレスかもしれません。

でも、安静時の脈がかなり早くなっているので、少し運動すると心拍が跳ね上がるため、やめておいた方が良さそうです。

心臓に負担がかかるそうなので、治るまでは大人しく凄そうと思います。

 

医師からは「毎朝、手首で脈拍を測ってみて」と言われました。またエコーや血液検査で状況を確認するようです。

 


検査はした方がいい

症状から検索した結果

 

高熱から微熱が2週間以上続いている間、症状から色々と検索してみました。

 

その結果、「甲状腺」か「更年期障害」かどちらかではないか?とあらかじめ当たりをつけていました。

でも、自分の体がいつもと全く違うので、「きちんと検査した方がいい」と思っていました。

 

血液検査をしてから結果が出るまでの数日間は、「更年期障害」なのではないかという設定で、家族に「更年期障害の対応」をレクチャーしたりしていました。家族もすっかりその気になって、「優しくサポートするよ」という流れができていたのですが。

 

検査の結果、「甲状腺疾患」とわかり、私も家族も拍子抜けでした。でも今日の診察で「無痛性甲状腺炎」とわかり、「安静」にしていればいいと理解できたので、胸を撫で下ろしたところです。

 

甲状腺炎は繰り返される

 

甲状腺炎は繰り返されるそうです。思い返せば、若い頃から何度か、微熱が長く続いたことがありました。当時は疲れのせいかと検査しなかったのですが、もしかすると甲状腺炎だったのかもしれません。

 

動悸や手の震えなど症状に気づいたら早めに検査した方がいいようです。また、甲状腺ホルモンの上昇から急激な低下へと遷移する場合があるので、注意が必要だそうです。

 

検査でわかると安心

 

微熱が続いたり、変に動悸がしたり、少し手が震えたり・・・そういう小さな症状では、なかなか検査しないことが多いですが、原因がはっきりすると、やはり安心します。また、病気に気づかずランニングなど激しい運動をしていると、心臓に負担がかかり、別の疾患につながることがあるので危ないと思いました。

 

更年期障害について

 

更年期障害でも似たような症状は出る場合があるようで、今回ずいぶんと調べました。私はこれまで症状が出ていなかったけれど、今回似たような症状が出て調べることで、更年期障害の大変さを少し垣間見ることになりました。

 

更年期障害と勘違いされやすい病気も多いようで、甲状腺疾患もその一つだそうです。従って、更年期症状だからと自己判断せずに、検査することが重要だそうです。

 

更年期障害も検査する人は少ないらしく、「疲れているだけ」とか「ストレスのせい」と我慢している方も多いようです。更年期障害の場合も、早めに診断を受けることで、治療や対策が可能になるようです。

 

【関連】更年期からの女性の健康(女性のための健康ラボMint+)

【関連】調子が悪いとき、どの診療科を受診すればいいの?(女性の健康とメノポーズ協会)

 


受診機関について

 

甲状腺疾患か更年期障害や他の病気か判断がつかない場合には、詳細な検査が可能な医療機関に検査を依頼すれば、結果に応じて対応していただけると思います。私のように甲状腺専門医を紹介していただけることもあります。

 

血液検査も種類がありますので、「甲状腺の検査」をしてほしい場合には、伝える必要があるかもしれません。

 

甲状腺疾患かもしれない場合は、「内分泌科」 のある医療機関で、甲状腺の血液検査を依頼すれば診断可能です。

甲状腺専門医については、以下の引用を参考にしてください。

 

『甲状腺専門医は、総合病院では内分泌科か内分泌代謝科、あるいは内科、外科に置かれている場合もあります。また、甲状腺疾患だけを専門にしている医療機関もあります。日本甲状腺学会ホームページに全国の認定専門医施設が都道府県別に掲載されていますので参考にしてください。』

【引用】●実は女性に多い「甲状腺」の病気とは?(増田美加のドクタートーク)

 


甲状腺疾患の関連情報


インナーウィッシュ補足

「病気でない場合」を前提

 

今回、このブログを書こうと思ったきっかけは、インナーウィッシュのサイトをご覧になる際の注意事項として役立つのではないかと思ったからです。

 

インナーウィッシュの健康に関する記事には、次のように注意書きを書いています。

 

『インナーウィッシュの情報は「病気でない場合」を前提としています。体調不良等はまず病院の情報を調べ、診察を検討してください。インナーウィッシュは健康な方向けの自己変容・日常生活の変容を目的としたサービスです。その土台となる健康維持を目的として情報を提供しています。』

 

インナーウィッシュの健康や体調関連の記事については、「病気でない場合」にのみ参考にしていただければと心から思っています。またこの注意書きが書かれていないページには追記しようと思います。

 

このブログ関する検査結果のように、きちんと病名を把握しておいた方がいい場合が多々あります。また、「疲れ」や「ストレス」という言葉で片付けてしまわない方が良い場合も多いです。

 

ですから、気になる体調不良の場合は、診察や検査を検討していただければと思います。

どなたかのお役に立てますように。

 

2023年1月17日更新 inner-wish

その後の経過と方針

2023年5月22日更新NEW!

 

「無痛性甲状腺炎」については、1ヶ月後(2月前半)の検査で(メーターを振り切っていた)数値が大幅に下がりました。医師の注意事項である「ストレスを避けること」「激しい運動を控えること」を徹底したため結果が出たのだと思います。

 

心拍異常を抑える薬は、心拍が正常に戻ったため使用しませんでした。心拍異常はストレスを感じた時に起こることがわかったので、ストレスを予測して動くようになり回避できたからです。心拍異常を起こさないような、健康維持程度のストレッチや筋トレ等は再開しています。

 

医師からは、メーターを振り切っていた数値を、薬も飲まず急激に数値を下げるパターンは珍しく、できれば研究対象にしたいくらいだと言われましたが、それは全く望んでいないため、丁重にお断りしました。

 

そして「無痛性」とは言っても「実際は痛みがあったのでは?」と聞かれた後、詳細に感覚に集中すると、「これが甲状腺の痛みかも」と思われる感覚がわかったので、「無痛性ではないね」「たぶん亜急性だね」という結果になりました。今では、「ストレス回避」の他に、「甲状腺の痛み」に早めに気づくよう心がけ、安定した生活をしています。

 

ストレス回避の有効な方法は、ストレスを予測して動くことと、「怒っている」ことに早めに気づくことです。そしてはっきりと「NO」を伝えること。その場合、明確に冷静に理由を伝えること。それでも無理な場合は、しばらくその件から距離を置くこと、疲れたら「少し休む」を心がけるなどです。

 

はっきりと「NO」を伝えることで、やんわり伝えても真意が伝わらず、長い期間我慢し続けストレスが蓄積し、甲状腺の細胞が破裂する、というようなパターンは回避できるようになったと思います。

 

そう言えば、20年以上前にワークショップで、バイオシンセシスのブラジル人セラピストから「NOと言えるように」と言われたことがありました。それ以降「NO」と言えるようにはなっていたのですが、「キッパリ感」が足りず、伝わっていなかったのだなとわかりました。

 

さらに、この病気以降、自分の目的から逸れることが結果的に大きなストレスにつながることがわかりましたので、自分の目的に沿っていきることを、今まで以上に心がけるようになりました。高次の視点から眺めることで、ストレスのパターンから抜け出しやすくなります。

【参照】逃げ出せない目的〜YOD(神の手)【心の声】

 

どなたかのお役に立てますように。

 

2023年5月22日更新 inner-wish


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