人生の宿題を早めに終わらせる
夏休みの宿題と同じように、人生の宿題を早めに終わらせることについて書いてみようと思います。
宿題を早めに終わらせる
夏休みの宿題はいつ頃終わらせるタイプでしたか?私はいつも7月中に終わらせるタイプでした。そして8月はめいっぱい夏休みを満喫することに決めていました。
夏休みの宿題は、夏休みの間ずっと勉強の習慣を継続するためにあるのだから、8月中使ってやった方がいいという人もいますし、9月の学校が始まってから始める人や、そもそも宿題はやらなかったと言う人もいると思います。
宿題を早く終わらせるデメリットは、勉強習慣がついていない場合、怠け癖がついたり、学力が落ちてしまう懸念などです。私は勉強は嫌いではなかったので、自分の好きな勉強をしたり、復習や予習も適度に行い、困ることはありませんでしたから、メリットの方が大きかったと思います。
宿題を早く終わらせるメリットは数多くあります。
・宿題に悩まされることがなくなる
・締め切りに追われることがなくなる
・課題を確実に完了できる
・身軽な気持ちで休みを楽しめる
人生の宿題とは何か
では本ブログのテーマである「人生の宿題」とは何なのでしょうか?
人生の宿題とは、主に「この人生を始める前に決めてきた課題」のようなものです。
「これだけは必ずやっておこう」
「この経験をしておこう」
「この分野について学ぼう」
「この問題をクリアしておこう」
「この関係を正常化しよう」
というように、自己を成長させるために決めてきた「人生の目的に沿った課題」のようなものです。
人生の宿題は自己のあらゆるレベルが抱えてきています。ですが、生まれると忘れてしまうようです。人生を進めるうちに、あらゆる経験を積み重ねるうちに、思い出す場合もありますし、思い出さない場合もあります。
人生の宿題に気づいた時
私の場合、人生の宿題に気づいたのは30才になる直前でした。当時、あまりに膨大な宿題の量に圧倒されて、「これはまるで国家予算なみの負債を抱えたようだ」と絶望的な気持ちになったのを覚えています。
その頃お世話になっていた恩師の一人に相談すると、次のように励まされました。
「歯車を回し始めると、自動的に解消されていく」「必ず完了する時がくる」
国家予算なみの膨大な負債に感じた人生の宿題が、本当に完了する日がくるとは全く信じられませんでした。でも、歯車を回し始めれば自動的に解消されていく、というイメージに励まされ、宿題をスタートすることに決めたのです。
宿題の見通しが立ち始める
最初の頃は、人生の課題が重く大きく大量に感じられて、本当に大変でした。毎日の生活・仕事・育児などだけでも大変なのに、人生の宿題と向き合うのは至難の技でした。
けれど、毎朝少しづつ時間をとって、人生の宿題と向き合うようになると、次第に軌道に乗ってきたのです。「自動的に解消されていく」感覚がわかってくるようになりました。
人生の宿題(課題)に直面する時は、課題に関連する出来事や経験から始まり、とても苦しいのです。けれど、それらの課題が、自己を成長させるために決めてきた「人生の目的」に関連していることが理解できると、心の落とし所がわかるようになります。
やがて、過去生の経験との関係や、魂の方向性との関係が理解できるようになると、膨大に思えた人生の宿題が整理されて、クリアされていくのが目に見えるようになりました。そしてあとどれくらいで宿題が終わりそうだという見通しが立つようになったのです。
宿題が終わったと感じた時
膨大すぎて宿題が完了する日など全く想像もできなかったのですが、「人生の宿題が終わった」と今日突然実感しました。本当に突然の実感で、何がきっかけなのかわからないのですが、とにかく「宿題は終わった」と思えたのです。
この先の人生も沢山やりたいことはあるのですが、それは宿題や課題というよりは、「夏休みの遊び」や「復習・予習」というイメージです。
この人生で必ずやり遂げようと決めてきたことは完了したと思えたのです。本当に「人生の宿題が終わる日」が来るとは思っていなかったので、不思議な気持ちです。
でも、高次の自己から全人格まで、この人生を始める前に抱えてきた課題は全部クリアできたように思います。
宿題ではない人生
人生の宿題が終わったと気づいて最初に感じたことは、「これからは宿題ではない人生だ」ということです。
今まで人生が終わる時に後悔しないように、「やろうと決めたことは全部やろう」と人知れず努力してきました。人生の宿題とは個人的な課題なので、他の人にとって価値あることとは限りません。でもそれをやり終えなければ人生が終わる時に後悔しそうなことばかりなのです。
要するに、今ようやく「これで後悔することはない」と感じられるようになったと言うことです。
今後の人生は夏休みに例えると、「復習」と「予習」と「楽しみ」のイメージを持っています。魂の課題をクリアしましたが今後の人生の中で実践を繰り返しながら「復習」し、次のステップに向けて学びながら経験を積んで「予習」し、そして何より残りの人生を「楽しみ」ながら生きようと思っています。
自己を成長させるために決めてきた「人生の目的に沿った課題」ではなく、「人生の目的に沿った自主的な学びや実践」に移行するようなイメージです。
「絶対にやっておかないと後悔する」というレベルの必須課題が完了して、「自由に楽しく好きなように進めていける」研究や体験のフェーズに移ったような心境なのです。
今の心境としては「宿題のやり残しはないかな」とチェックしながら、「やっと終わった〜!!」と肩の荷を降ろして「自由な気持ち」を味わっているところです。
宿題は完了する
「人生の宿題は完了する」ということを伝えたくて、このブログを書きました。
私の場合、前半人生は宿題の山に追われて苦しい時期を経験しています。そのように今現在、苦しい時期を経験している方も、もしかすると、それは人生の宿題かもしれません。
自己を成長させるために決めてきた「人生の目的」との関係や、心の落とし所を見出せると、自動的に解消されていくことも多くなってきます。そして心の落とし所が見えてくるようになると、「人生の宿題は完了する」という実感も持てるようになります。
私はかつて恩師の一人から「歯車を回し始めると、自動的に解消されていく」「必ず完了する時がくる」と言われて、本当に励まされました。
ですから今、「人生の宿題」で大変な思いをしている方にも、「人生の宿題は完了する」とお伝えしたいのです。そして、夏休みと同様に、宿題の時も楽しみながら過ごせるといいなと思います。
高次のサポートが沢山ありますようにと願っています。
愛と光と感謝を込めて
2024年9月25日更新 inner-wish
2024年9月24日公開 inner-wish
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