思いの種が育ち、良い実や悪い実を収穫することになることは、知ってはいても、実感がわかない場合も多いでしょう。けれど、ひとたび原因(種)と結果(実り)に気づくようになると、次々と見えるようになってきます。気づくようになればなるほど、思いのタネを慎重に蒔くようになります。良い種を選んで蒔き、育てることができますように。
2019年4月6日 inner-wish
思い・言葉・行ないは、それぞれ未来を創造する種になります。そのうち思いの種は、意識できないことが多いものです。しかし思いの種を意識する習慣を身につけると、毎日蒔いている思いの種の数に驚かされます。一瞬思い浮かんだことも、「これは自他に苦しみの結果をもたらす」と思い返し、取り消せるようになります。また、自分のために思い浮かんだことであっても、多くの人に役立つようにと思い返せるようにもなります。このように、「思いの種を選び育てる」習慣を身につけることで、思いの種をより細かく意識することや、変更することができるようになるのです。
2022年4月27日 inner-wish
高次意識を実現するためには、高次意識の蒔いた種を育てる必要があります。高次意識の蒔いた種は、人生の目的や魂の願いなど、自他の幸せや成長方向につながるものです。無意識に蒔いた思考の種からは異なる現実に引き寄せられますので、それは雑草の種のようなものです。無意識に思考の種を蒔かないよう注意し、雑草として取り除くよう心がけていると、大切な種や芽の成長に気づくようになります。
2023年6月5日 inner-wish
自分自身を、今回の人生という短い生命表現のなかだけにとじこめてしまわないことです。今ほしいと願っているものを、今後のいくつもの人生のために、待っているあらゆる人生のために創造しているのです。明日の確かな収穫のために、今日、種を蒔いているのです。>>
自分が直感的に行動し、自然の法則にかなっているということは、自分だけのことを考えてやっているのかな、これは自分の家族のことだけを考えてやっているのかな、あらゆる人のため、人間のためだけでなく、全ての存在物のことを考えてやっているのかなと絶えず自分に問いながら行動をするということです。>>
一つの想念の影響でもこのように広範囲にわたるものですから、心に生じるどんな想念についても、その性質を注意深く検討することが必要になります。その想念を抱く人と全宇宙に対して、害を及ぼすような想念があるかもしれません。また、それを考える人と全世界に対して、好ましい有益な影響を与える想念もあるでしょう。>>
「ありのままを観る」ことに慣れ、それが変化することを思い出し、高次の采配で必要に応じた役割を果たすよう心がけることができれば、無意識に反射的に思考の種を蒔き散らすことはなくなり、意識的に良い種を蒔けるようになると思います。>>
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。>>
自分が出した思い(思念エネルギー)は、結局は自分に還ってくるということです。思いや言葉、行動は波動となって宇宙の記録簿(アカシックレコード)に記録されます。行動する前や言葉に出す前に、最初に思念を発するのですが、この時、すでに思念体というのを作っています。この思念体は、必ず作った人の元へ戻ってくる性質があります。>>
思考に注意する必要があります。思考に「愛」か「恐れ」のいずれかがプラスされることで、愛による創造か、恐れによる創造のタネを蒔くことになるからです。意識して恐れを手放し、愛に満ちた思考に切り替えることで、愛による創造のタネを蒔くことができます。
良い種を選んで蒔き、育て続けることは役立ちます。長期ヴィジョン中で良い種を選んで蒔き、「思い・言葉・行ない」の種を日常生活の中で見直すことができますように。
「思い・言葉・行い」は、広く影響を与える創造の種(原因)となります。何のために種(原因)を蒔くのか、どのような実り(結果)を得ることになるのか、種を蒔く前によく考える必要があります。害を及ぼすような種を避け、好ましい影響を与えるような種を適切なタイミングで蒔くことが大切です。心を鎮めつつ「思い・言葉・行い」による創造を選ぶことができますように。
毎日の心がけが大きな変容につながります。毎日の小さな心がけが、大きな変容を育てているのです。