ブッダ最後の教え

ブッダ最後の教え

以下の紹介内容は、すべて下記より引用しています。

【参考】

『ブッダ最後の旅 大パリニッバーナ経』

中村元/訳 岩波文庫


画像については、書籍の内容を参考に作成したものです。それ以外の追加情報については参照元を個別に記載します。

 



●第三章 一三、死別の運命


五〇 そこで尊師は講堂に近づいた。近づいて、設けてあった席に坐した。坐して、尊師は修行僧たちに告げた。――


多くの人々の利益のために、多くの人々の幸福のためであるところの、その<法>とは?

それはすなわち、四つの念ずることがら(四念処)と、四つの努力(四正勤)と四つの不思議な霊力(四神足)と五つの勢力(五根)と五つの力(五力)と七つのさとりのことがら(七覚支)と八種よりなるすぐれた道(八正道)とである。


 

五一 そこで尊師は修行僧たちに告げられた、「さあ、修行僧たちよ。わたしはいまお前たちに告げよう、――もろもろの事象は過ぎ去るものである。怠けることはなく修行を完成なさい。久しからずして修行完成者は亡くなるだろう。これから三ヶ月過ぎたのちに、修行完成者は亡くなるだろう」と。



●訳注(第三章)〜 訳者・中村元氏による訳注より以下抜粋


<法>とは何であるか

<法>とは何であるか――以下の三十七は、ニルヴァーナに至る道程で資糧となるものであり、三十七道品という。


四つの念ずる事柄(四念処・しねんじょ)

四つの念ずることがら―― 旧い漢訳では「四念処(しねんじょ)」といい、玄奘(げんじょう)以降の新しい漢訳では「四念住(しねんじゅう)」という。「四念処観(しねんじょかん)」に同じ。さとりを得るための四種の観想法。


(1)この身は不浄なり

(2)受は苦なり

(3)心は無常なり

(4)法は無我なり


すなわち、身体は不浄である、感受は苦である、心は無常である、すべての事物は無我であるという四つを心に思い浮かべる修行。


四つの努力(四正勤・ししょうごん)

四つの努力―― 漢訳では「四正勤(ししょうごん)」「四精勤(ししょうごん)」と訳す。四種の正しい努力。さとりを得るための実践修行法の一つ。


(1)すでに生じた悪を除こうと勤めること

(2)悪を生じないように勤めること

(3)善を生ずるように勤めること

(4)すでに生じた善を増すように勤めること


その重点は、内面的に自己の精神を修養することである。


四つの不思議な霊力(四神足・しじんそく)

四つの不思議な霊力―― 漢訳では「四神足(しじんそく)」という。四つの自在力を得る根拠。超自然的な神通力を得るための四種の基。さとりを得るための実践修行法の一つである。


(1)欲神足。すぐれた瞑想を得ようと願うこと。

(2)勤神足。すぐれた瞑想を得ようと努力すること。

(3)心神足。心をおさめて、すぐれた瞑想を得ようとすること。

(4)観神足。智慧をもって思惟観察して、すぐれた瞑想を得ること。


「神」とは「神通」のこと。妙用のはかりがたいことを「神」という。「足」とは因(よりどころ)のこと。すなわち禅定をさす。神通を起こす因であるから神足と名づける。


五つの勢力(五根・ごこん)

五つの勢力―― 漢訳では「五根(ごこん)」と訳す。解脱に至るための五つの力、また能力。さとりを得るための五つの機根。可能力のある五つの美徳


(1)信

(2)精進

(3)念

(4)定

(5)慧


五つの力(五力・ごりき)

五つの力―― 漢訳では「五力」という。さとりに至らしめる五つの力。五つのすぐれたはたらき。


(1)信(信仰)

(2)精進(努力)

(3)念(憶念)

(4)定(禅定)

(5)慧(知恵)


七つのさとりのことがら(七覚支・しちかくし)

七つのさとりのことがら―― 漢訳では「七覚支(しちかくし)」「七菩提分(しちぼだいぶん)」という。さとりを得るために役立つ七つのことがらの意。心の状態に応じて、存在を観察する上での注意・方法を七種にまとめたもの。


(1)択法(ちゃくほう)。教えの中から真実なるものを選びとり、偽りのものを捨てる。

(2)精進(しょうじん)。一心に努力すること。

(3)喜。真実の教えを実行する喜びに住すること。

(4)軽安(きょうあん)。身心をかろやかに快適にすること。

(5)捨。対象へのとらわれを捨てること。

(6)定。心を集中して乱さないこと。

(7)念。おもいを平らかにすること。

 

八種よりなるすぐれた道(八正道)

八種よりなるすぐれた道―― 漢訳では「八正道(はっしょうどう)」「八聖道」と訳す。理想の境地に達するための八つの道。八種の正しい生活態度。


(1)正見(しょうけん)。正しく四つの真理(四諦)の道理を見ること。

(2)正思惟(しょうしゆい)。正しく四つの真理の道理をよく考えること。

(3)正語(しょうご)。正しいことば。

(4)正業(しょうごう)。正しい行動をすること。

(5)正命(しょうみょう)。身と口(ことば)と意(こころ)とにおける三種の行動を清らかにして、正しい理法にしたがって生活すること。

(6)正精進(しょうしょうじん)。正しく道に努め励むこと。

(7)正念(しょうねん)。正しい道をこころにおもいつづけて、邪念の無いこと。

(8)正定(しょうじょう)。正しく精神統一をして迷いのない清らかなさとりの境地に入ること。


簡単に言うと、(1)正しい見解、(2)正しい思い、(3)正しいことば、(4)正しい行為、(5)正しい生活、(6)正しい努力、(7)正しい気づかい、(8)正しい精神統一のこと。



以上の紹介内容は、すべて下記より引用しています。

【参考】

『ブッダ最後の旅 大パリニッバーナ経』

中村元/訳 岩波文庫


画像については、書籍の内容を参考に作成したものです。それ以外の追加情報については参照元を個別に記載します。

 



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