キリスト意識を感じる【日常生活の変容3】
キリスト意識を感じる【日常生活の変容3】

キリスト意識を感じる

 

毎年訪れるクリスマス。キリスト意識を感じる日に、キリスト意識が生まれる日に、そしてキリスト意識を育てる日になりますように。

 

 


一つの大いなる命

 

キリスト意識と呼ばれる大いなる霊性・神性は、すべての命を一つの命とみなす意識です。つまり、「あなた」も「私」もない。「一つの大いなる命」の異なる部分であるという見方。 

 

隣人を愛する意味

 

「隣人を自分のように愛しなさい」という言葉は、

 

全世界の人の命は同じ一つの体の中にあるのだから、全ての命を自分のことのように愛するのは、ごく自然なこと、そういう意味です。

 

例えば、人間の体で言うと、

 

胃が痛んでいる時に、胃の問題だから関係ないとは言わない、胃が痛むと体は「自分のことのように」痛い。胃の痛みを癒すことは体全体にとって大切なこと。だから、胃に優しい食べ物を用意したり、胃を温めたり。胃が癒されるよう、愛情深く扱います。

 

最初は「自分と同じように愛そう」と思うのですが、次第に「自分自身のように感じられるので自然と愛する」方向に進んでいきます。

 

隣人を赦す意味

 

また、「赦しなさい」という言葉の意味は、

 

手足がやったことを、手足のせいだ、手足が悪者だとは言わない。それは同じ体の一部が(何か理由があって)やったこと。

 

たとえ、それが体の一部を傷つけることであっても、自分の体を傷つけているとわかっていないから傷つけてしまったのだ、ということを理解して「赦す」。いつか自分の体を傷つけていると理解することを祈りつつ「赦す」。

 

そして、傷つけている側の理由の痛みも感じ、癒されることを祈るようになります。

 

隣人の痛みは自分の痛み

 

エンパスの人は他者の痛みを自分の痛みとして感じるので、この感覚は絵空事ではないと思います。

 

誰かが傷ついた痛みを、自分の痛みのように感じます。誰かが誰かを傷つけているのを見ても、やはり自分の痛みのように感じます。

 

もし、世界中の人の痛みを全て感じるとすれば、それは生き続けることができない痛み苦しみになるでしょう。身近な人々の痛みを受け取っただけでも手一杯ですから。

 

それでも、誰かの痛みを見て、痛みを感じてしまいます。そしてその誰かの痛みが癒されるよう、心から祈るようになるのです。

 

イエスのハート

 

クリスマスに生誕したイエスは、このキリスト意識と一体になって生きた人でした。そして誰でもそのように生きられるはずと教えた人生でした。

 

イエス・キリストのハートが傷ついているのは、世界中の痛みをご自身の痛みとして感じているからだと思います。このハートの痛みを指で示しつつ、どのように癒していくか、その人生を通して(復活まで含めて)伝えているのだと思います。

 

根源のエネルギー

 

もし「大いなる一つの命」から感じるものが世界中の痛みだけであるならば、私たちは自ら進んでキリスト意識に近づいたりしないと思います。

 

「一つの大いなる命」は根源の存在のエネルギーに満ちているのです。

 

私たちの心の本質である根源。「愛と調和」や「愛と光」や「愛と至福」など、根源の存在のエネルギーは、私たちに共通の根源的な存在の中にあります。つまり、一人一人の中にあります。正確には私たちの内側と外側に。

 

「一つの大いなる命」は「愛と調和」や「愛と光」や「愛と至福」に満たされているのです。

 

私たちは、「愛と調和」や「愛と光」や「愛と至福」に近づけば近づくほど、「一つの大いなる命」に近づいているということになります。

 

キリスト意識で生きるとは

 

この心の本質である根源が、「一つの大いなる命」であると、完全に目覚めて、そのように生きるのが「キリスト意識で生きる」ということです。

 

全ての命は根源の本質の中にあり、繋がっていることを理解するようになります。関係ない他者はいなくなり、すべての命を自分の命のように大切に扱うようになります。

 

不完全な私たち

 

けれど、私たちは未熟で不完全です。

 

他者の痛みを少し実感しただけで耐えられなくなります。他者の苦しみはほんの少しずつ見るのが精一杯です。他者を時々手助けするのでも大変なことです。

 

でも、他者の喜びは自分のことのように喜べると嬉しくなります。また、何かのタイミングで一体感を感じられると高揚します。

 

一つの体を支えている

 

そのように未熟で不完全な私たちではありますが、自分一人で大いなる命を支えているわけではありません。

 

「一つの大いなる命」を全員で一緒に支えています。

 

それは、内臓・骨・神経・血液・ホルモン・細胞など、あらゆる働きによって一つの体を支えているようなものです。

 

この世に存在する、あらゆる人々、あらゆる仕事、ありとあらゆる業種、細やかな分野のサポート、様々な教育、色々な研究、多岐にわたる思想や考え方、色々な人種や性別や生き方や経験などなど。

 

あらゆる在り方で、「一つの大いなる命」を支えているのだと思います。

 

役割に気づく

 

「一つの大いなる命」を全員で支える時に、自分の役割は何か気づくと役に立てると思います。

 

それは人生を通しての役割の場合もありますが、その都度、そのタイミングで必要な役割もあると思います。

 

チームワーク

 

「一つの大いなる命」を全員で支える時に、チームワークはとても大切だと思います。

 

お互いの役割を理解し、情報を共有し、支援を交換し、協力しあうことで、より一層スムーズに支えることが可能になります。

 

また、お互いの役割に心から感謝できるようになります。

 

キリスト意識を感じる

 

「一つの大いなる命」を一緒に支えるメンバーが、それぞれ「一つの大いなる命」を支えていると気づくこと、時々「キリスト意識を感じる」ことができれば、チームワークはさらによくなることでしょう。

 

また、「一つの大いなる命」に満ちている「愛と調和」や「愛と光」や「愛と至福」に満たされながら、生きることができると思います。

 

癒しと復活のエネルギー

 

そして、キリスト意識の「癒しと復活」のエネルギーにつながることで、お互いの命を生かし合う道を学びながら歩めるのではないかと思います。

 

キリスト意識を受け入れ育てることで、ただ世界中の痛みを受け取るだけではなく、それらの痛みを癒し、復活させる力も育っていくのではないかと思います。

 

キリスト意識が生まれる日に

 

毎年訪れるクリスマス。キリスト意識を感じる日に、キリスト意識が生まれる日に、そしてキリスト意識を育てる日になりますように。

 

「大いなる一つの命」の愛を感じる日になりますように。

 

 2020年12月23日 inner-wish

 


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