次女が小学生時代の話です。スポ少で努力しても努力を工夫しても結果が出なくて、もう無理なのかなと諦めかけていた頃、ある先輩母の言葉に救われた経験があります。それは「努力の結果は遅れてやってくる」という言葉でした。実際、それからしばらくして、次女はチームに貢献できる結果を出せるような選手になり、みんなで胸を撫で下ろしました。
自分自身を振り返ってみても、長年にわたって継続した努力が、忘れた頃に実っていたという経験を何度も繰り返しています。これは短期目標とか締め切りのある努力とは異なる類の努力です。プランというよりヴィジョンに関する努力。
「努力の結果は遅れてやってくる」をうまく表す図はないかと探していた頃にみつけたのが、「マスタリー曲線とプラトー」に関するマスタリー学習曲線の図でした。「自己の技能を磨き上げ、次の段階の能力を得ようと勤勉に練習しなければならない。そしてかなりの時間をプラトーで過ごし、その間はたとえ先が見えなくても、練習を続けなくてはならない。」と説明されています。
ヴィジョンを実現する時も、同じように成果のない、先の見えない努力の期間が続く場合が多々あります。でもしっかり選んだ良い種を蒔き、毎日水や養分を与え、剪定や除草を繰り返し、日々ヴィジョンの手入れを続けていると、必ず良い実りをもたらすと思います。
2021年11月11日 inner-wish