南風之詩【今日の言葉】
南風之詩【今日の言葉】

南風之詩

 

世の中が平和に治まっていることのたとえ。

舜帝が五弦の琴を弾いて、南風の詩をうたうと世の中が平和になったという故事から。


南風之詩 なんぷうのし

 

中国の伝説の聖天子の舜が作ったとされる歌のこと。

または、世の中が平和に治まっていることのたとえ。

または、両親に報いる孝行の教え。

「南風」は生物を育てる、温かで柔らかな南風のことで、君主からの恩沢や両親の慈愛のたとえ。

舜帝が五弦の琴を弾いて、南風の詩をうたうと世の中が平和になったという故事から。

出典:『礼記』「楽記」

【引用】四字熟語辞典ONLINE


『礼記』「楽記」引用①

 

『礼記』「楽記」に「昔は舜、五絃の琴を作りて、以て南風を歌う」とある。

南風は古代の聖天子舜が作ったとされる楽曲で、転じて天子の恩沢、また世の中が平和に治まっている

ことの喩え(『礼記 中』明治書院、1977 年)。

【引用】ハーバード燕京図書館蔵「琉球国中山王尚穆貢表」について


『礼記』「楽記」引用②

 

昔者舜作五弦之琴、 以歌南風。

始作樂、 以賞諸侯。【楽記】

(昔、 舜は五弦の琴を作って南風の詩を歌った。

樂は始めてこの南風の 楽を定めて、 諸侯の功績のあった者を褒賞した。 

解釈は前掲 『礼記』 中・427)

【引用】琴瑟の記述からみる 「先秦」 文献


『十八史略』引用①

『十八史略』からの引用です。

 

▶︎十八史略・原文

舜彈五絃之琴、歌南風之詩、而天下治。詩曰、

南風之薫兮、可以解吾民之慍兮、

南風之時兮、可以阜吾民之財兮。

時景星出、卿雲興。百工相和 而歌曰、

卿雲爛兮、糺縵縵兮、

日月光華、旦復旦兮。

 

▶︎十八史略・現代語訳

舜五絃の琴をひきながら、南風の詩を歌うと、天下が治まった。詩経にあるごとく

南の風が吹くと、民の心は和らいで

南の風が吹く時は、民の生活豊かになる。

その時目出度い星が出て、目出度い雲が出る。朝廷の官吏たちは歌った

目出度い雲が輝いて、空一面にたなびきて、

太陽と月の光は輝いて、毎日毎日、続きます。

【引用】今日の今日の四字熟語・故事成語


『十八史略』引用②

 

▶︎十八史略・原文

彈五絃之琴、歌南風之詩、而天下治。詩曰、南風之薰兮、可以觧吾民之慍兮、南風之時兮、可以阜吾民之戝兮。時景星出、卿雲興。百工相和而歌曰、卿雲爛兮、糺縵縵兮、日月光華、旦復旦兮。舜子商均不肖、乃薦禹於天。舜南巡狩、崩於蒼梧之埜。禹卽位。

 

▶︎十八史略・現代語訳

舜は五絃の琴を弾き、「南風之詩」を歌い、それで天下が治まった。その歌詞はこうである。「南風の香りがただよう。これで我が民の怒りを解きほぐそう。南風が都合の良い時に吹く。これで我が民の財産を積み上げよう。」

そうした時にめでたい星が現れ、めでたい雲がたなびいた。百官達が合唱した。「めでたい雲が輝いた。ぐるりと巡っていつまでも続く。太陽と月も光り華やいだ。毎朝、そして毎朝。」

【引用】『十八史略』全文・現代語訳


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